2020年6月8日月曜日

属国

「日本に保守政党は存在しない。」

先日、名の知れた保守派の論客が
そう仰り・・・
安倍政権を痛烈に批判していました。

本当に「日本を取り戻す」と言うのであれば

シャープや東芝という
日本を代表する企業を
中国企業に売ることは
絶対に阻止する筈だし

中国人が沖縄や北海道
さらには首都の日本の不動産を
爆買いする現状をいち早く憂慮し
即座に法律で禁止する筈だと仰る。

ましてや、日本の要である
原子力や公共事業、国防までを
アメリカの企業に任せることは
絶対にしないと。

なるほど。
本当にそうですね。

今、日本の三大都市に
外資のカジノが出来るように
地方政治家・国の政治家が一丸となって
ロビー活動をしています。

賄賂まで受け取って。(失笑)

そして、最近・・・
日産自動車と三菱自動車が
中国資本に買収されると
噂されています。

「安倍政権は、日本を海外に売ってる」

少子化政策を全く打たず
東南アジアからの労働力に頼り
政治家が口々に「大嫌い」と公言する
中国や韓国からの観光客の消費に
100%依存しているのに

「インバウンド」とか
訳の分からない横文字つかってはぐらかす。
実際、そのカタカナだけで・・・
はぐらかされる国民の我々。(苦笑)

とにもかくにも
我々が考える保守政策と
真逆の政策を打ち続ける経済大国、日本。

数年前まで
安倍政権を応援していた
保守派の著名な方々が
最近こんなスローガンを掲げており
思わず、笑いました。

「安倍政権から日本を取り戻す!」

その昔・・・
日本がメイドインジャパンを掲げ
世界を席捲した時代。
政治家は、政策を決めるとき
国会で何日も掛けて本気で論争をした。
そして、記憶に残る「生きた言葉」を
多く発していた。

そうおっしゃるのは、作家の清水義範さん

でも今の政治家の言葉は
何を考えているか説明しようとせず
ペラペラと良くしゃべるが
何も言っていないのと同じ。

曖昧のまま、誤魔化して進めようとする。
完全な一方通行。

「嘘を付くときほど、人は雄弁になる。」

これは、日本で昔からある
格言です。(苦笑)
まさに首相の答弁は、その状況です。

政治学者の都築勉さんは
「言葉が過剰だと、人は右から左へ聞き流す習性がある。」
と指摘します。

つまり、わざと難しく
つねに曖昧な言葉を繰り返すことで
人は、その人の言葉を理解しようと
しなくなり、耳を傾けなくなるのです。

これは、弁論の技なのだそうで
詐欺師が老人を言いくるめる際
よく使う手立てとされます。

なるほど、そう考えると
あの舌足らずの早口は・・・
「わざと」なんですかね?

国語辞典の編集者である飯間浩明さんが
新聞の紙面で
政治家や官僚が多用する言葉に対し
面白い解説をされていました。

■善処
三省堂国語辞典では
『善処』を次のように説明します。

政治家や役人が
あまりやる気がないときに使う返事に
「善処したい」と使うことがある。

以前からある記述です。

■前向き
『前向き』も同様に使われます。
国語辞典には、こう説明されています。

「前向きに検討する」という言い回しは
政治家や役人の言い逃れの答弁によく使われる。

なるほど!!
私も県庁や市役所などで
「善処する」「前向きに検討する」
と、よく言われましたが
あれは・・・
ただの言い逃れだったんですか!!
46年生きてきて、初めて知りました。
勉強になります。

そして、言葉を仕事にする飯間浩明さんが
安倍総理大臣の言葉をこう指摘しています。

2020年4月
安倍総理大臣は
新型コロナ対策のために
国民一人ずつに
十万円の給付を求められ

「方向性を持って検討する。」

と述べた。
まったく新しい表現だが
「一体どっちの方向?」
と、国民には理解すら出来ない。

以上

笑うしかありませんね。
この言葉の意味を
個人的にこう解釈します。

お前らアホなんだから
上級国民の我々に
すべて任せておけばいい。
お前らに説明する意味もないわ。
税金だけ黙って払ってろ。

そんな意思が透けて見える・・・
というより・・・
もう『あからさま』ですよね。

どうやら、今
我々の『民度』が試されているようです。




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