2020年6月26日金曜日

数十年前の鎌倉に戻ったかのよう

まだ、越県行為は
控えるように言われている昨今。

日本の三大観光地である
我が町鎌倉でも
県外ナンバーの車は
まだまだ、忌み嫌われています。

でも、観光客数は一気に増え
土日は活気を取り戻しています。

小町通りも、凄い人。
だいぶ、戻ってきている様子がうかがえます。
人気のお店は満員。
外は、長蛇の列などという
ところも見受けます。

でも、まだ海外からの渡航者は
抑制されているため
インバンド消費なんていう言葉が
全くなかった10年以上前の
鎌倉に戻ったかのような様子。

これが、正常ですね。

ここ数年・・・
鎌倉の飲食業界は
とにかく増え続ける中国圏の客に対応するため
中国語の説明書きを作り
QRコードやペイペイの対応に追われ
中国語を喋れる従業員を雇用する店も多く
全ての目線が
中国圏の観光客に目が向いていました。

それにより
鎌倉の良い意味でも悪い意味でも
「お高い」部分が全く消えてしまい
「敷居が高い」というお寺や店を
探すのが難しいほどになっています。

この理由は・・・
日本全国にインバウンド需要などと言われ
「海外客が無ければ成り立たない」
「海外客に対応しない自治体はつぶれる」
というどこから湧き出てきたか
解らないマインドに支配され
「お客様は神様です」
という日本的な考えが知らぬ間に
強く前に押し出されているからだと思います。

何時の間にか鎌倉市も鎌倉市長も
商工会も各お店も
「海外客は神様です」
的な雰囲気に圧倒されています。
それが、街全体の雰囲気になっている。

中国が大嫌いと公言する
我が国の首領が
「中国の方々、ぜひ日本にお越し下さい。」
と、中国国民向けの動画を作り
配信するぐらいですから
致し方ないのでしょう。

国を挙げてのインバウンド政策です。

でもやはり・・・
今の日本人ばかりの鎌倉の街を見ると
鎌倉に住む一般人としては
とても落ち着いて見えるのです。

そして、その様子をみて
「あれ、海外観光客が居なくてもやっていけるんじゃない?」
と、思えるのです。(個人的に)

6月になり鎌倉市は
逗子市と葉山町と連名で
「海開きはしない」
と、発表しました。

そして・・・・
「海水浴は控えるように」
という声明を出しました。

海風が強く吹き、屋根も壁も無い海。
三密ですかね?

なぜ、海水浴だけを「悪く」するのでしょう?

来週から本格的に梅雨に入ります。
鎌倉が1年を通して一番人出がある
「あじさい」の時期です。

でも、そこになんらアクションはありません。

すでに週末は
観光客で満員電車が増え
パンパンに乗ったバスも見受けます。
江ノ電もぎっしり客を乗せて
走っています。

その状況を見て
あじさい寺として有名な明月院は
独自に自粛を決定しており
6月末日まで平日のみ開門し
土日は、終日閉門としています。
また、原則、県外在住者の拝観は
お断りしているようです。

また、長谷寺は
あじさい鑑賞を予約制にして
6月末日まで一日あたり1千名限定での
入場としてるそうです。

既に平日も大渋滞の134号線。

なんだか、腑に落ちないな。

もっと、鎌倉市政は・・・
やらなければならないことが
あると思うのです。

今こそ、古き良き(悪き)鎌倉を
取り戻すような政策を打ち出す時ではないか?

鎌倉は、ここ数年
日本人観光客数が減り続けています。
なぜか?
その原因を全く考えず
その穴埋めとして、外国人誘致に躍起です。

でも、それが・・・
逆に日本人観光客を減らしている原因だと
誰も気が付こうとしません。
多国籍に媚びない「古都鎌倉」を取り戻せば
日本人観光客は、増えていくでしょう。

温泉街に行くと「入湯税」なるものを
払います。
これは、地方税です。
温泉を守っていく税金です。

鎌倉に降り立つ外国人観光客に対して
何らかの課税をするのは
いかがですか?

市政として、是非検討してもらいたいと思います。

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