2020年6月13日土曜日

無題

法をねじまげ憚らず
検察人事を蹂躙し
うまくいかねば責任転換
詰め腹切れと早朝に
迫るその身の浅ましさ

かたや法相大げさに
出すは進退お伺い
これ見よがしに慰留され
すぐに取り下ぐ茶番劇
与党党首は他人事(ひとごと)に
「説明も求む丁寧に」

世を動かせしつぶやきは
メディアにあらず
野党にあらず
たったひとりの「たおやめ」の(※優美な女性)
心を込めしハッシュタグ

声つながりて幾百万
継続審議ままならず
手下を使いて取り下げへ

世論操作はお手のもの
さはさりながら呆れ果て(※そうはいっても)
与党の中も異論あり

誰が決めしか訓戒処分
常にごまかし藪の中
河童も呆れ川流れ

さて気になりし支持率は
あれと言う間に急行下
ついに三割下回り
首筋寒し、あな寒し

ルイ14か16か?
どちらでもよし行く先は
一強の果て、なれの果て
聞こゆはパリの晩鐘か

令和2年の春のころ
桜みる甲斐無き年の
英華の果ての物語

久しからぬは世の常ぞ
久しからぬは世の常ぞ

以上
堤伸輔さんの「紙つぶて」より

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