2020年1月24日金曜日

蓄電池導入

当社建売住宅をご購入いただいたお客様より
「太陽光と蓄電池を付けたい。」
というご要望を頂きました。

お引渡しをした住宅には
太陽光も蓄電池も付いておらず
既存住宅に対して
全くの新規取付となります。

お客様からは
特にメーカーの指定もなく
「出来るだけ多く発電したい」
「出来るだけ多く蓄電したい」
「パネルで発電した電気を蓄電したい」
「停電の時に使いたい」
「震災の時、自家発電したい」
というご希望です。

太陽光発電システムだけであれば
どのメーカーを選んでも支障はありませんが
蓄電池が絡んでくると違ってきます。

蓄電池は多くの種類が出ていますが
太陽光と蓄電池がうまく連携しているものは
実は少なく

安い蓄電池の多くは
東京電力から買電して蓄電する
というシステムとなっています。

よって、震災時の長期停電時には
利用することが困難となります。

太陽光パネルの発電したものを
昼間蓄電して
それを夜、自動で使いたい。
停電の時も
自動で家の電気を使えるようにしたい。

さらに・・・
コンピューターが売電・買電・蓄電を
自動でコントロールしてほしい。
もっというと・・・
将来の拡張性も併せ持ちたい。

それをすべてクリアするもの
パナソニックにありました!!!

「創蓄連携システムSプラス」です。
https://sumai.panasonic.jp/chikuden/sochiku/system/s_plus.html



2019年10月に発売された
最新の蓄電池システムとなります。



太陽光パネル5.14kwと共に
お客様にご提案し、ご了承。

新年の一発目で
工事と相成りました。

足場をかけて、いざ開始。



まずは、太陽光パネルの取付。
パネルは、21枚です。

この太陽光からのケーブルを
外部取り付けのパワコンに持ってきて
そこから壁に穴をあけて
室内の新規分電盤と切り替えユニットにつなげます。

今回は、浴室の上を開通。


真ん中の小さな穴に通っているコードが
今回新設したものです。
とても小さな穴一つで開通できます。


外部ケーブルもシンプル。


発電用のパワコンと
蓄電池用のパワコンがならび
右側のパワコンの背部から
室内に直径5cm程度の穴を抜いています。


1F浴室の上から、天井裏を這わせて
パントリーにある分電盤の横に
新しい分電盤を設置するため
壁を3か所抜き取ります。


そのあとは
ひたすらケーブル処理。


真ん中が太陽光用の分電盤
左が電力切り替えユニットとなります。


その下に蓄電池ユニット。
とてもコンパクトです。


この蓄電池で、5.6kwの容量となります。
よって、エアコンをガンガン使わなければ
1夜の電力を補えます。

室内の壁にコントローラーを新設。
これらすべて、内壁であれば壁内配管で対応。


そして、タブレットも1台。


丸1日で設置完了。
その日の夕方には、発電&蓄電が開始されました。
日本の技術は、凄いですね。

足場の建造が1日。
足場の解体が1日。
よって、3日ですべてが終わります。

施工日の夕方
パナソニックさんから使用説明。
私もお客様と一緒に聞いて
ビックリすることに。

全てが自動なんです。
既存分電盤の2系統を選び
停電時に使えるようにするのですが

停電すると、勝手に蓄電池に切り替わり
選んだ「キッチン」の電気が付く。
キッチンには冷蔵庫や電子レンジがあるので
震災時に蓄電された電気で動かすことが出来ます。
しかも・・・
日中に太陽光で発電された電気を
自動で蓄電してくれるので
晴れてさえいれば
停電していても、電気が使える。

停電が復旧すると
システムも自動で元に戻る。
通常の太陽光システムのように
復旧ボタンを押す必要もない。

また、売電・買電のころあいも
蓄電池の蓄電や残電も
蓄電池で貯めた電気を使う時間も
すべてコンピューターが管理し
お客様は何もする必要がない。

さらに、その設定は
お客様の希望にあわせ
細かく取り決めることが出来る。

これは、凄いですね。

さすが、パナソニック。
今、日本国内唯一の国産総合メーカーです。

金額は、まだまだ高く
5.14kwの最新パネルと
5.6kwの蓄電池と
創蓄連携システムSプラスと
足場工事合わせて
300万円(税込)を超えます。

でも、良い!!
これは、良いです。

プロとしてお勧めできる商品です。

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