昨日。
仕事から家に帰ったら・・・
いつもの事ですが、リビングは散らかり放題。
いつもは
息子に片付けろと言うと
慌てて「ハイハイ」と片付け始めるのですが
この日は、なぜか違いました。
私が「おい、片付けろ~!!」と言うと
深いため息をつく息子。
そして、怪訝な顔をしながら
私に近づき、こんなことを言い始めました。
「そういう風に言われたら、僕がどんな気持ちになるか考えたことある?」
「もう少し、相手の気持ちを考えて、言葉をいいなよ。」
「そんなことを自分が言われたら、嫌でしょ?」
「そんな言われ方したら、僕は物凄くいやな気持ちだと、分からない?」
私の顔に自分の顔を近づけ
真顔で、私に懇々と話す息子。
今まで、そんなことは一切なかったので
唖然とする私。
その言い方が
理詰めでとめどなく流暢で
理屈っぽいどっかのオッサンのように見え
思わず・・・
吹き出してしまいました。
実は、これらの話は
私が常々、息子に言って聞かせている事なんです。
「常に相手の気持ちを考えて行動しなさい。」
「自分が言われて嫌なことは、相手に言わない。」
「自分がされて嫌な事は、相手にしない。」
なるほど。
少しは、理解できるようになってきたようです。(^^;)
ただし、その理論で片付けをしないなどとは
まだまだ甘いのです。
息子に、こう諭しました。
じゃあ、聞きますけど
お父さんが仕事から疲れて帰ってきたとき
我が家のリビングが足の踏み場もないぐらい
段ボールの切りカスやおもちゃで散らかっていたら
お父さんはどう思うだろう?
とは、君は考えなかったのかい?
すると息子、ひるまずこう続けます。
「僕は、今片付けようと思っていたんだ。」
「やろうとしていたのに、やれって言われたらどうなの?」
「トン(父)だって、凄い嫌でしょ?」
「僕は、そのことを言っているんだ。」
「もう、僕の気持ちは最低最悪だよ。」
ほほ~。(爆笑)
こりゃ、誰に似たんだ?
困った。9歳でこれですか。(^^;)
先が思いやられます。
息子の言動があまりにも面白く
面白半分で言い返していたら
数分間、私と顔を突き合わせ
いやいや、そうじゃない。
それは違うよと興奮気味に
真剣に反論してきます。
こりゃ、筋金入りです。(妻に似たな)
そのやり取りを聞いていた妻。
間に入ってきて、息子に一言。
「それを屁理屈っていうんだよ~。」
すると・・・
大きなため息をつきながら
「屁理屈じゃないよ」と小さな声を出し
憮然としながら片付け始める息子。
母親には、まだ頭が上がらない9歳。(笑)
それにしても
こんな言い合いが出来るようになったことに
嬉しいやら、悲しいやら。
なんとも複雑な父親でした。
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