家の建て方は、大まかに4種類です。
①大手ハウスメーカー
②地場工務店
③ローコストビルダー
④設計事務所
個人的に設計事務所(建築家)に家の設計を依頼し
その設計図に基づき
どのビルダーに頼むかを建築家と探すのが
一番贅沢で、より理想に近い家ができると思います。
ただし、①②③に比べ、ワンクッション入るので
時間がかかるのが大きなネックとなります。
また、家を建てるのにのには、住宅ローンを借りる必要があり
事前に銀行の融資承認を得ないと家が建てられません。
その申し込みの段階で
「配置図」「平面図」「立面図」「見積もり」
を要求してくる銀行がほとんどなので
基本設計に数か月かかる設計事務所は
一般の人が敬遠する大きな理由となっています。
注文住宅のシェアは・・・
ハウスメーカーとローコストビルダーで大半を占めています。
あと残りわずかを地場工務店が手掛けている状況です。
■大手ハウスメーカー
1位/大和ハウス
2位/積水ハウス
3位/住友林業
4位/へーベルハウス
5位/セキスイハイム
7位/パナホーム
6位/一条工務店
7位/三井ホーム
8位/ミサワホーム
ハウスメーカーの良いところは一言で「ネームバリュー」です。
絶大な信頼のある「看板」が支えとなり
注文住宅業界のTOPシェアです。
また、銀行と提携をしており融通が利きます。
既成プランが多々あり、設計や構造計算いらずで
プレハブ系の場合、間取りも積算も1日で出せるのが強みです。
30坪前後の家を建築する場合・・・
本体価格は、坪単価80~120万円となります。
■ローコストビルダー
1位/飯田グループ
2位/タマホーム
3位/アイフルホーム
4位/アイダ設計
5位/ユニバーサルホーム
6位/クレバリーホーム
7位/アキュラホーム
8位/レオハウス
ローコストビルダーの良いところはその名の通り「安さ」です。
パッケージ化されているため
面倒も少なく「ローコスト住宅」を手に入れることが可能です。
ただし、自由度を高くすると「高額化」するので注意です。
30坪前後の家を建築する場合・・・
本体価格は、坪単価35万円~70万円となります。
■地場工務店
高性能をうたい横並びのハウスメーカーと異なり
個々に特徴を強くだしており
個性と自由度を売りにしているのが特徴です。
本体価格は、55~120万円と幅が広く
設計は自社設計が基本ですが
設計事務所を選ぶサービスを提供している工務店もあります。
国産材や自然素材にこだわり、地産地消を手掛けたりと
選択肢がとても多いのが特徴です。
ただし、年間に数棟しか請け負っていない所や
数百棟たてる所と規模も品質もピンキリで
毎年、全国で地場工務店が300以上潰れている昨今
注文する側の「先見」が必要といえます。
『家は3回建てないと理想な家にならない』
という、有名な言葉があります。
実際に、大手・ローコスト・地場で家を建てて
それぞれに大失敗したという人が多くいらっしゃいます。
建築士や設計事務所も同じです。
以前こんなことをおっしゃるお客様がいました。
「一級建築士の先生であれば安心です。」
これ、間違いです。
建築士の免許は、車の免許に似ています。
免許をもっていても、運転が下手な人はいっぱいです。
大型免許は持っていても、実際に運転したことがない人はざらです。
交通違反や、事故を起こすのは、皆免許を持った人たちです。
建築士免許を持っている人は
ある日「私は建築家」と手を挙げさえすれば
その日から建築家を名乗れる世界なんです。
住宅雑誌に掲載された写真に一目ぼれして
その建築家が所属する設計事務所に全てを任せ・・・
ガラス張りの家になったり
ものすごく住みにくい家になったりして
泣いている人を多く見てきました。(^^;)
また、信頼を得るために大手で家を建てたのに
アフターサービスの不備で裁判を抱えている人もいます。
超大手ハウスメーカーで建てた家で
雨漏りで苦しんでいる人は普通にいます。
ローコスト住宅は、言わずもがな。
初めて自分で家を建てるというのは
未知の土地へ冒険に行くみないなものです。
一番苦になるのは・・・
「分らないことだらけ」ということ。
専門的で全く分からない中、自分の理想をかなえようとするのは
物凄く難しいのです。
だから、相手を信じ頼るしかなのですが
その相手が「無知」であったり「金に目がくらんでいる」場合
往々に失敗に向かっていきます。
一回目のマイホーム建築で理想を適える方法。
まずは、自分の予算を決める。
それに予算で家を建ててくれる設計事務所やビルダーを数社選択する。
その中で「この人だったら」と
信頼できるという人がいる会社を探す。
・営業マン
・コーディネーター
・現場監督
・建築士
・社長
それが家づくりで何よりも大事です。
居なかったら、建てるのをやめた方がいい。
我々が手掛ける建売住宅をお勧めします。
できれば・・・
その会社の社長や有能な建築士(建築家)が味方に付けば
百人力なのですが。
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