七里ヶ浜東にて
建築家「伊藤誠康」氏設計のガレージハウスの
玄関土間が仕上がりました。(^^)
当初、タイルで仕上げる予定でしたが・・・
入隅と出隅がとても複雑に絡み合う収まりなので
目地が合わずガッチャガチャになり、不細工になりそう。
そこで、左官職人の早川さんに「洗い出しでやって」とお願い。
当初、難色をしめし「タイルでやってよ」と断られたのですが
そこを私がゴリ押し。(^^;)
とても手間がかかりましたが
完璧に仕上げてもらいました。
プラスチック製のコーナー役物を使わず
左官の技術だけで出隅を抑えるのは、熟練の技です。
砂利は、立ち上がり1分(3mm)で土間が2分(6mm)を使用。
でも、砂利は最近は殆どが中国製で
1分を指定して注文をしても
7厘(2mm)~3分(9mm)の砂利が不均一で入っていたりして
左官屋さんを悩ませます。
今回も、1分で注文した砂利がほとんど2分で
早川さんが商社にクレームを入れて、取り直しとなりました。
使う砂利によって仕上がりが良くなるのか悪くなるのかは
多くを経験している職人ではないと解りません。
飛鳥工業さんはプロとして正確に判断してくれるので、助かります。
階段も踏み先にプラスチックがないため
とても美しい仕上がりとなりました。
そして、角の面を取っているので、全体的にやわらかい。
基礎の立ち上がりも
「庭に出る時に人が踏むから」と面を多めに取っていただき
「これで子供がいくら踏んでも大丈夫」とお墨付き。
最近、川砂利の洗い出し仕上げなどは殆ど見なくなりました。
よって、触った事が無い左官屋さんも多々います。
でも、やはり洗い出しは良い。
「和風になる」と思っている人がほとんどですが
南部とか金華を使えば、洋風の家にもマッチします。
(※画像は日本玉石さんのWEBサイトより)
好きです。
個人的に。
飛鳥工業の早川さん、ありがとうございました。
また、よろしくお願い申し上げます。