2018年9月27日木曜日

貴乃花と原発

東海第二原発にて
原子力規制委員会が
新規制基準審査の合格を発表した日。

日本のマスメディアは「貴乃花」一色。

なんとも、情けない。

首都圏の今世紀最大のニュースといえる事なのに
相撲部屋の一親方が引退するとかしないとかで
朝から晩まで、論争している間抜けさ。

恣意的といってしまえばそれまでですが
国民も一体となって盛り上がっている様は
呆れるしかありません。

騒動を起こしているのは公益財団法人。

ここ数年、政府に楯突き
仕組まれた政治家がらみの接待で
解体にまで追い込まれている文科省の管轄ですが
最近では内閣府が主導して
評議員などを決めている実情があります。

この貴乃花の引退会見だけで
沖縄知事選挙の報道も吹っ飛んでしまいました。
しかも開票日翌日まで、貴乃花の正式な引退を引き伸ばすという徹底ぶり。

これで敗戦濃厚な選挙後の報道を
貴乃花騒動だけで潰すことが出来ます。

そして、もう一つ大きなニュースもテレビから飛びました。
「伊方原発の再稼働認定判決」です。

これによって・・・
伊方原発も東海原発も『最後は金目』と相成りました。
地元自治体が金に目がくらんだら、ただちに再稼働となります。

伊方原発の判決は、とても面白いモノでした。
その中でも笑えるのがこの二つ。

・近隣する火山の噴火が起きても影響の可能性は小さい。
・原発が安全性にかけないとするのが社会通念。

「可能性は小さい」とは、つまり可能性はある訳です。
「原発が安全」という社会通念って、今のこの日本に存在します?

これを国の大問題として報道しない日本のテレビは・・・
すでに死んだのですね。

事故から7年以上経っても
メルトダウン中の原発から
燃料プールにある使用済み核燃料1本すら取り出せていません。
(事故を回避した4号機は除く)

その数、1号機392体、2号機615体、3号機566体。
その中には、明らかに損傷したものがあり
取り出すことが実は困難だという専門家がいます。

今この瞬間も原子力緊急事態宣言中の日本。
その状況で「社会通念上、原発は安全」という判決をだす裁判長。
気がくるっているとしか思えません。

原発推進の政府を・・・
原発反対が多数の国民が税金を払い運営している
今の日本の不思議。

どうにかなりませんか?
おかしいでしょ?
どう考えても。

それを誘導しているマスコミの皆さん方。
未来を売っていると思いませんか?

我々の世代で、これ辞めませんか?
お願いします。m(_ _)m

0 件のコメント:

コメントを投稿