ピーターフランクル(12か国語を話す数学者大道芸人)
だったと記憶しているのですが・・・
「子供の教育で必要なものは何か?」
という問いに対し
とても簡単に答えた言葉が
何十年も前の話なのに、物凄く印象に残っています。
①母国語以外の言葉をひとつマスターすること。
②スポーツをひとつ習得すること。
③なにかひとつ楽器を操れるようになること。
彼は、続けて言います。
たったこの3つだけ自分の中にあれば
生涯、どこの国に行っても困ることは無い。
「一つの言語と一つのスポーツと一つの楽器」
有名なお話です。
本来、誰の言葉なのでしょう?
そして、日本の教育で抜け落ちているものが
ここに集約されています。
18歳が成人となりました。
それまでの間に母国語以外の一つの言葉を日本の義務教育では習得できません。
また、英語以外の選択肢はありません。
言葉もスポーツも楽器も・・・
選択肢は無限大です。
今、日本には多くのアジア人が出稼ぎで流入しています。
都心のコンビニや牛丼屋、24時間営業の店内は殆どがアジア人です。
解体現場・土木現場・ホテルの従業員にいたるまで同じです。
飛び交う言語は・・・
ヒンディ語・広東語・北京語
タイ語・ベトナム語・マレー語・ビルマ語・ネパール語
タミル語・ウルドゥ語・ラーオ語・クメール語
アジアだけで、知らない言葉が一杯あります。
すでに、世界人口の半数を伺うインドと中国。
これからの日本を想うのであれば・・・
英語ではなく・・・
中国人とインド人と意思疎通が出来ることが最上ですね。
さらに、カンボジアやタイやベトナムが高度経済成長を遂げるとなると
これから日本はアジア各国との貿易が国を支えることになるでしょう。
何時まで日本の教育機関は英語にこだわってるんだ?
と思うのです。
世界一の経済大国となった中国。
そのお隣の国の言葉は、何時まで経っても無視です。
中国の公用語は北京語なので
北京語をしゃべれる政治家がいたら
きっと、今の日本は全然違う国になっていたことでしょう。
楽器も無限です。
オーケストラにつかわれる有名な楽器類だけで・・・
ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
フルート
オーボエ
ファゴット
ホルン
トランペット
トロンボーン
チューバ
ティンパニ
木琴
マリンバ
ヴィブラホン
ハープ
ピアノ
チェレスタ
オルガン
etc・・・・
弦楽器・鍵盤楽器・打楽器・木管楽器・金管楽器
どれを選んで楽しむか?
どれが自分に才能があるのか?
手当たり次第、体験してみないと不明です。(^^;)
これらに触れるだけの授業があっても良いように思うのです。
そんな小学校は皆無です。
多くの子供たちが、楽器の名前すら知らない有様です。
スポーツは特に危機的です。
「日本を取り戻す」という政府の政策の元
武道が必須となりました。
でも、小学校の教科割は体育がとても少なく・・・
多くの子供たちが学校外でクラブ活動をしています。
でもほとんどが「野球」「サッカー」
ほとんどの子供がその他大勢で埋もれてしまい
自分の糧になっていないように思えます。
ピーターフランクルのように・・・
日本の子供たちや親たちは
目線を変えなければならないと思うのです。
彼は、母国有数の数学者としての地位を捨て
サーカスの学校に通い「芸」を習得し
その「芸」で生計を立てながら全世界を回り
そして、行く先々で言語を習得し・・・
その言語を武器に世界の人気者となり
終の場所として日本に定住。
そんな世界観、今の日本の教育では得られませんよね~。
ちなみに私も、その教育に毒された人間です。
母国語以外、言葉はしゃべれません。
楽器、弾けません。(TT)
もし、子供のころに戻れるなら・・・
個人的にロシア語を学びたかった。
そして、ハーモニカが吹けるようになりたかった。
息子をどうにかしたいのですが・・・
本人にはやる気なし。
私も子供のころ、一切の事にやる気がなかったので
どうにかするのは、親次第となります。
でも、そこにつぎ込む気力もお金も無い訳で。
とりあえず
今年の7月中に
ピ-ターフランクルさんの著書を一冊読んでみようと思います。
まずはこの辺りかな?
(画像はアマゾンドットコムより。)
※本書はアマゾンで購入できます。
息子や娘の時代は、グローバル化が急速に進み
東南アジア人で溢れる日本の中で閉口しないように
今からもう一段、頑張って育てたいと思います。
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