2018年6月1日金曜日

同じ轍を踏む

欧州の高度経済成長に続き
日本が高度経済成長を手に入れ
日本がバブル崩壊後
韓国が高度経済成長を遂げ
そして今、日本も韓国も多額の借金を抱える中
中国が超高度経済成長を遂げ、世界一位を獲得しています。

日本では、高度経済成長期の遺物に苦しみ
教育政策で過ちを繰り返したことにより、受験戦争という言葉を生み
教育現場の崩壊と企業が求める人材の乖離
はたまた、国に携わるエリート官僚の倫理崩壊へと
繋がってしまっています。

その前では、欧州の先進国で同じような事が起こっており
日本の後を追った韓国でも全く同じことが起こっています。
そして、今、中国では日本で数十年前に見た受験戦争が起こっているとのこと。

現在、中国では幼稚園からの英才教育が当たり前とされ
中間所得者の間では、3歳から学習塾に通う家庭が多く
2016年度、塾に通う小中学生の数は1億3千7百万人!!
日本の人口とほとんど同じ数となります。

中国の小中学生の総数が2億人なので
約70%の子供たちが塾に通っているのですね。

そして国内の学習塾は、年総額13兆円を超える売り上げを記録。

もっと驚くことに・・・
中国も日本教育の悪魔『詰め込み式』教育を採用しており
両親も学校も学習塾も
「良い学校に入って卒業さえすれば、良い未来が待っている」
と口をそろえるのだとか。

日本が犯した過ちを
そのまんま見ているかのよう。

目の前に「日本」と「韓国」という格好の失敗例があるのに
「同じ轍を踏む」ということを
3度ならぬ4度までしているという驚き。

そして、中国の後をタイ・フィリピン・ベトナム等
現在、高度経済成長に足を踏み入れた国々が負っており

その東南アジア各国も、5度目の轍を踏もうとしています。

なぜ?

昨今の日本の政治や国際情勢・・・
そして原発推進や日大などの騒動をみると

『人は、そういう生き物』

としか、言い表せません。

ダメと解っていても、やってしまう。
一度走り出したら止まらない。
それが人間なのでしょう。

日本の約10倍もの人口がある中国で
日本と同じようなバブル崩壊が起きたら・・・
一体全体、どうなることか。

何が起こるか想像が付きません。


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