2018年1月21日日曜日

鎌倉市のロードプライシング

鎌倉市長の所信表明のつづき

鎌倉市が長年提案してきた市外からの車に対し
課金するというロードプライシング制度。
これを、とうとう始めるそうです。

交省が設けた「観光交通イノベーション地域」に
昨年9月に選定され
ロードプライシングの導入が進められています。
国交省による実験の実施が決まり
各団体と議論をしているところです。

ただ、実験と言っても
実際にお金を徴収したりするものではなく
まずはデータをとるということです。

時期は、今年の早い段階で実施します。
19年度で実証実験を行い
20年度のオリンピックの年にはスタートしたい。

いただいたお金は道路の整備や文化財の保全に活用し
鎌倉をより魅力的なまちにするための原資として
活用したいと考えています。

また、交通計画検討委員会が示した実施案では
市民負担が0〜1割となっていますが
私としては市民負担はゼロで進めていく考えです。

また、鎌倉の玄関といえる
JR鎌倉駅の東口、西口のリニューアルを
オリンピックに間に合うように実施していきます。

(タウンニュースNo.626号より)

大きなことが、また2件。

鎌倉駅のリニューアル。
西口の方向性。



(画像は、鎌倉市のHPより)

かなり大がかりなプロジェクトがあったんですね。
知りませんでした。

ビルを解体し、ロータリーを移動。
駅前を広くして時計台前にある建物も取り壊し
広場にする計画です。
東口は、現況の形を変えず、バスロータリーの作り変えになるよう。

オリンピックまでというと・・・
物凄いタイトなタイムスケジュールに思えます。
実現できるのでしょうか?
駅舎の建て替えの有る無しは解りませんが
残りの時間を考えると不可能でしょう。

これにより、鎌倉駅周辺が通行止めになったりする可能性が高く
市民や周辺の商店の皆さんは、注視していく必要があります。

また、いよいよ、ロードプライシングが始まるようです。
鎌倉市内(旧市街地への道)に入る際、課金されるというもの。

(図は、鎌倉市HPより)

鎌倉市への乗り入れは・・・
国道134号線(海から)
朝比奈峠(金沢八景方面から)
鎌倉街道(大船方面から)
県道32号線(藤沢方面から)
県道311号線(逗子から)

の大まかに5つとなります。
その他に抜け道が小坪・極楽寺・北鎌倉と3つぐらい。

方法は、料金所とは絶対に行かないでしょうから
今のところ、ETCしか方法はありません。

東日本の高速道路では現在、ETCの利用率は90%前後とのこと。
「この数字は、高速道路を利用する人」の数字です。
実際、搭載率は70%ぐらいですかね?

残りの未搭載車はどうするのか?
また、市民から徴収しないとなると
市民の車が違反者として追跡されないよう
車に何かしら電子機械を取り付けるのかな?
その費用は、だれが負担するのか?

鎌倉市が参考にしているのは、どうやらシンガポールとロンドン。


(画像は、鎌倉市のHPより)

シンガポールは、日本のETCを使っていますね。
驚くのは、ロンドン。
1日、1250円という高額でいて、さらに住民にも課金しています。

モバイルSuikaのようにスマホに課金する方がよさそうですが
まだ、その辺の自動課金システムは聞いたことがない。
第一、スマホを持っていない人も多い。(^^;)

そういえば、こんなニュースがありましたね!!

三菱電機が「タッチ無しで改札通過」できるシステムを開発!

鎌倉市の三菱電機デザイン研究所が発表してましたよね?
あれは、スマホへの課金だったかな?
たしか「ICカード」という単語があったような。

私の記憶では、ICカードを鞄の中に入れていても
床に埋め込まれた読取機が通信し、課金するという話だった。
とすると、まんまETCですね。

一回100円だと、車は減らないでしょうね。でも、ロンドンのように1250円も課金したら大幅に車は減るでしょう。
しかし、運送業者や観光バス、工事車両は痛手です。
そのコストUPは、すべて市内の人間が間接的に払うことになります。

鎌倉市民は、今年、括目する必要がありますね!!

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