「鎌倉市雪ノ下」の2棟現場
ラフプランが上がってきております。
■1F
■2F
玄関クロークと、リビングに土間のある家。
これまた、とても個性ある住宅となります。
リビングの土間は、吹き抜けになっており・・・
良く見ると、まきストーブの絵がありますね。
当社が薪ストーブを扱ったのは、5年前です。
最近は全く触っていません。
ということで、慌てて最近の流行りを勉強することとしました。
伊藤先生が良くお使いになっていたのは、デンマークのモルソー社。
見てみると、5年前とラインナップは変わっていません。
(moruso1126CB)
伝統的な暖房器具なので、すでに普遍的なようです。
(普遍的って使い方あってますかね?)薪ストーブは、とても良いものです。
私も過去、薪ストーブのある家に住んだことがあるのですが
炎がある暮らしは「癒し」でした。
しかし、至れり尽くせりの現代社会に慣れていると
薪ストーブは、色々と面倒が多い。
今、住宅の潮流は「指でスー」です。
暖房や電気・テレビやオーディオも手元のスマホで操作。
お風呂の湯沸かしも鍵の開け閉めも、スマホの画面を指でなぞるだけ。
家に居なくても、指一本で遠隔操作する世の中に向かっています。
対する薪ストーブは、究極のアナログ。
火つけ用の木をくみ上げ、新聞紙を入れマッチやライターで火をつける。
事前に乾燥させ、大きさをそろえた薪を30分おきにくべる。
使った後は、灰やススを片付ける。
一暖房器具としては物凄く手間がかかり、現代住宅に逆行しているといえます。
また、多くの人が勘違いしているのですが・・・
薪ストーブは、何でも燃やせるわけではありません。
日本で簡単に手に入る薪(松・杉)は、燃やせません。
ヤニと煤が煙突の内側に付き、不燃や故障の原因ります。
針葉樹は煙も多く臭いので、ご近隣からのクレームにもなります。
薪に適しているのは、広葉樹の桜・ナラ・クリ等。
ヤニは出ず、ススも少なく、煙少なく、香りも良い。
火持ちも良いのですが、簡単には手に入りません。
ネット等で地方から購入するのですが、価格は高い。
そしてなにより、重い。(^^;)
その他・・・
・薪を大量に積み上げておく置き場が必要。
・薪は、常時乾燥させておかなければならない。
・冬しか使わないから、ストーブも薪も春・夏・秋は邪魔。
・2年に一度、屋根の上から煙突掃除が必要。
・5年に一度、煙突メンテナンスが必要。
過去、ストーブを設置したお宅に行くと・・・
「面倒なので、使ってない。」
とおっしゃり、リビングの片隅でただのオブジェと化してました。
さて、どうしようかしら?
そんなことを考えながら、ふと思い出しました。
テレビで見た「バイオエタノール暖炉」です。
(画像は、エコスマートさんから)
写真は、キューブブラック、75万円なり!
このバイオエタノールストーブは・・・
煙突がありません。
しかも、暖炉のように灰やススも出ません。
さらに、かさばる薪も必要ないのです。
(動画はエコスマートさんから)
特殊な住宅工事も不要!
お掃除の必要もなく、煙突掃除も不要。
もちろん、電気も専用換気も無し。
つまり、マンションにも簡単に設置することが出来てしまいます。
こ、これは、すごいですね。
今の住宅事情に沿った「革新的暖炉」といえます!!
しかも、燃料はサトウキビなどから精製されるバイオエタノール!!
いいとこ尽くめです。
ただ、一つ動画を見て心配なのは・・・
火力。
映像を見る限り、薪ストーブの火力の何分の1か。
この少量の火力で、部屋は温まるのかな?
ショールームなどで実際に見てみないとわかりません。
近いうちに、個人的に検証してみたいと思います。
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