2017年7月11日火曜日

珪藻土

建築家「伊藤誠康」先生が手掛けた・・・
山ノ内の家、A棟。


ようやく、ここまでこぎ付けました。

さて、いよいよ内装仕上げを始めます。

本物件は、建築の早い段階でお客様がご購入され・・・
ご要望により、壁紙仕上げを左官仕上げに変更となりました。
左官になる事により、細部の収まりが異なります。
よって、巾木等が特注となり、金井棟梁が仕上げ済み。

室内左官となりますと、飛鳥工業・早川さんの登場です。

さっそく、下地塗り。


造作の建具が多く、養生に丸一日を費やしました。
中々大変です。

下塗りが終わったところで、お客様を呼び・・・
塗り方を相談します。

左官の塗り方は、とても多く、
フラットでも、艶を出したり、ザラザラにしたり、少し凹凸を出したり
小手ムラを出すにも、様々な出し方があり
これを失敗すると、家の品格が大きく異なってしまいます。


このブログでも何度も登場しております
飛鳥工業の早川親方。
また、タブレットを巧みに操り、お客様に塗り方の説明をしてくれました。

大病を患い、先日大手術をして、まだ一か月も経ってませんが
すでに現場でガンガン働いています。

「職人は、現場が命」

そうおっしゃる。
親方曰く
「現場にいるとドンドンと元気になる」そうです。(^^)


飛鳥工業の若社長。
お客様の目の前で塗見本を実演してくれます。
中塗りをして・・・
仕上げ塗り。


お客様は、塗る過程を初めてご覧になられ
「へぇ~」
「ほぉ~」
「すごーい」

と、驚いてくださいました。
壁を3度塗りすることも、初めて知ったそうです。(^^)

実は、塗り壁といっても
様々な材料や産地、混ぜ方から塗り方があります。
厚みも全然異なるのです。

手間を削り安価で済ませようとすれば・・・
一度塗りで仕上げちゃいますし・・・
材料も輸入材の安いモノをチョイスするでしょう。

でも、仕上げを見ても、素人じゃ善し悪しは分かりません。
正直、私も仕上げを一目見て
何が塗られているか、どう塗ったかは解りかねます。

よって、塗っている最中を確認できるというのは・・・
とても贅沢だったりするのです。

さて、これから一週間で、すべて仕上げます。

仕上がりが、楽しみです。

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