2017年6月3日土曜日

内山節さん凄い

また、東京新聞の「時代を読む」にて
哲学者である内山節さんのコラムに驚きました。

前から言っていますが・・・
私は、考えは右寄りの人間です。

「自衛隊なんで、どう考えても日本軍だろ!」
「訓練だけして、中国の密輸船に手も足も出せないなんて馬鹿みたい!」

という考えを持っています。

憲法は「現代語」で全て造り直すべきだと思っています。
日本国憲法を読もうと思っても、言葉が古くて理解できません。
子供でも理解できる「解りやすい」文面に変えるべきです。
そうしないから、いく様にも解釈されて混乱する。

もっと言えば・・・
日本国歌は、今の言葉に変えてしまえとも思ってます。
うたっても、言葉が古く意味が解らない「国歌」なんて、日本だけ。

子供が歌っても、分かる言葉。心にしみる言葉。
その言葉を発するだけで、自戒して、背筋が伸びるような歌にするべきです。

「日本のミュージシャンを総動員して造り、国民投票で決めようぜ!」

もし、私が政治家になったら、そんな公約を掲げたいな~。
なんて、夢想している43歳です。
(こんな事言うと、また批判メールが来そうだな)

そんな私が、内山節さんの「憲法九条とは」という話に
ズドンッと雷を打たれました。
今までモヤモヤだけだった九条
すべて腑に落ちてしまったのです。

左よりの人は「憲法九条が日本の平和を守ってきた」と主張します。
私は今まで・・・
「そりゃ違うわい」
「アメリカの庇護が無ければ成り立たなかったわい」
と思っていました。

だから「憲法九条論」を理解できませんでした。

内山さんはこう言いました。

戦後の日本が
理念として掲げたものは
政治の手段として
戦争を使わないということだった。
その理念を反映したものが
憲法九条であった。

戦争を政治の道具として使わない。

アメリカは、建国以来、政治のために戦争を続けてきた国です。
北朝鮮も、建国以来、政治のために戦争を続けてきた国です。
彼らにとって、戦争は、国際的な地位を維持するためのもので
自国の危機を煽ることで、国民の支持率を高めている。

中国もロシアも、イギリスもフランスも同様である中で・・・

日本だけは、戦後70年、戦争を政治の道具にしてこなかった。
その理念が、「憲法九条」なんだと、仰った。

この言葉に、すべての合点がいったのです。

今、日本政府が「憲法九条を変える」というのは・・・
言葉を変えると「政治の道具として自衛隊を使いたい」という事。
その一点なんですね。

内山さんは、続けて、こう付け加えました。

今日の状況下では、私たち自身が試されているのかもしれない。

危機的状況を次々に見せられる私たちは
判断がきかなくなり
ただ、世の中の流れに従うだけになります。

「戦争をしたい」じゃないのです。

権力者は戦争を道具として使いたいのです。
政治の道具として。
金儲けの道具として。

現に、北朝鮮の度重なるミサイル挑発がなければ
現政権は、籠池問題&加計問題でもう無くなってます。

こりゃ、ダメだわ。
味シメて、もう改憲一直線だ。

今、ハッキリ訴えます。

現政権での九条改正は、絶対ダメ。
憲法改正をするなら、「聖人君子」が行うべきです。

聖人君子とは
「立派な人徳」
「すぐれた知識」
「学識高く」
「たくさんの教養」
を身につけた人物とされます。

今の内閣の顔ぶれを想像して・・・

聖人君子が当てはまる人
一人でも居ますかね?



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