共謀罪、可決。
可決後、安倍総理は、記者団にこう言ったそうです。
国民の生命財産を守るために
適切、効果的に運用・施行していきたい。
オオカミ少年というお童話があります。
人は、たびたび嘘をつくと
たとえ本当の事を言っても
誰も信じてくれない
それを子供達に教えるお話です。
オオカミ少年は、最後は本当にオオカミが来て
町民にだれも信じてもらえず、食べられてしまいます。
私は・・・
ニュースで会見を見ていて・・・
真剣に「国民の為」と仰る総理大臣を見て
失礼ながら、鼻で笑ってしまいました。
「オオカミ少年」だな。
ただ、今、現実に起きている事は、ちょっと様子が違います。
童話では、オオカミ少年の言う事に
当初、町民は皆だまされ、慌てふためきました。
そして、オオカミ少年を信じて、準備をしたのです。
ただ、今我が国で起きている事は
永田町の住人が皆一斉に「オオカミが来たぞ!」と声をあげている。(^^;)
結果、町全体がオオカミ少年と化し
日本国が、信頼を失い始めている。
そして、童話と決定的に異なるのは・・・
我が国のオオカミ少年たちは、「失った信頼をどう回復するか?」と
陰に隠れて、悪だくみをしていること。
東大を主席で卒業する天才が何人も付いています。
さて、彼らはどうするのだろう?
個人的に・・・
近いうちに、日本で初めてのテロが起こると思います。
それも、かなりの高確率で。
それが、本物か偽物かは不問。
マスコミ次第で、嘘も本当になる世の中です。
テレビから流れる情報が全て。
直後、永田町のオオカミ少年たちは勝ち誇る。
「そら、見た事か」
簡単に支持率V字回復。
現役の副総理が仰った御言葉、その実演をみせられている我々。
「ナチスの手口を学んだらどうかね。」
彼らは、オオカミ少年ではなくオオカミそのもので
少年の皮かぶって「オオカミが来たぞ~」と騒いでいる。
我々は半信半疑のまま、日々に流され・・・
なし崩し。
童話は、道徳のかたまりです。
昔から繰り返されている過ちを、未来に伝えようと作られています。
だから、単純でいて明快。
国会答弁をみていて
まさにグリム童話を見ているかのよう。(^_^;)
共謀罪は、事前の共謀が犯罪となります。
それを取り締まるには、幅広く監視するしか方法はない。
テロは、反政府運動となるので
監視対象は、必然的に政府に反対する団体とります。
この法律の一番の問題は・・・
今の政府が「嘘」を平気で吐くことです。
取り締まる側が嘘つきとなると
この法案は凶器となります。
誰もが「テロリスト」に仕立てられる可能性が出来上がってしまった。
逮捕の理由は、監視側でどうとでも造り出され
特定秘密保護法で黒塗りとされる。
都合の悪い人間は、恣意的に逮捕できてしまう。
印象操作・・・ひとつで。
童話『赤ずきん』の中で・・・
赤ずきんは、ベットの中のおばあちゃんが
「ちょっとおかしいぞ?」と、気が付きます。
そこで、おばあちゃんのフリをしたオオカミに問いかけます。
「おばあさんのお耳はどうしてそんなに大きいの?」
「おばあさんのお目めはどうしてそんなに大きいの?」
「おばあさんのお口はどうしてそんなに大きいの?」
オオカミは
「あなたの声を一杯聞くため」
「あなたの顔を良く見るため」
と、嘘を息を吐くようにつき・・・
その嘘を信じた赤づきんは・・・
最終的に、食べられてしまいます。
グリム童話では、猟師が助けに来てくれますが
原作の赤ずきんでは、死んで終わりだそうです。
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