2017年5月26日金曜日

お互いを見下している

今の日本の政治を見ていると・・・

政治家は、国民を「馬鹿だ」と見下していて
国民は、政治家を「馬鹿だ」と見下している。

お互いを「どうしようもない馬鹿だ」と思っているから
対話も無く、思いやりも無い。

日本が直面している最大の危機が、ここに集約されているのだと思う。

三宅洋平が以前言ってました。
「話し合いは、お互いに認め合わないと、始まらない」

先日、鎌倉市議会選挙の時。
某所の町内会長さんとお話をする機会がありました。
昔の市議会選挙は、町内で集約した「嘆願」を叶えるために
町内の大地主や名士を代表者として選出して、立候補させた。
そして、町内総出で応援をしてきたそうです。

しかし、今、町内会は昔のような関係性は皆無で
若い世代は、究極の個人主義となり
町内はバラバラ。

一昔前は、地方議会はとても身近だったそうです。
でも、今は、何時やっているのかも皆知らない。
候補者の一覧をみても、誰一人ピンと来ない。
政策も実現されるか絵空事ばかり。
投票は、ポスターの顔の好みと雰囲気で投票する。

町内会長さん曰く
「今は町内会の会長も持ち回りで、皆嫌々引き受ける状況だよ。町内会の集会を開いても、集まってくるのはお年寄りばかりで、その人たちも年々亡くなり減っている。町内会の役割は年に一回のお祭りとゴミ置き場ぐらいになってしまい、盆踊りもやらない。アパートが多くなり町内会に入らない人も増え、誰が住んでいるのかすらわからない状態だ。だから、町内会で政治家を出そうにも無理で、皆で応援することさえ出来ない。」

つまり、今の町議会・市議会・県議会・国会と・・・
これら議会制のシステムが崩壊してるのです。
本当は、憲法よりも選挙システムの更新が必要なんです。

そんな中、政治家のスキャンダルがドンドンでて、糾弾される。
マスコミがその哀れな様子を報道し
国民は「こいつら本当に馬鹿だ」「こんな仕事はしたくないな」と思う。

それが、いっそうの政治離れを招く。

いつの間にか、政治家を目指すのは
地方も中央も含め「思想家」や「宗教家」ばかり。
あとは「特定の企業」や「営利団体」の代弁者ばかり。

政治家を目指す一般人が限りなく少なくなり・・・
その結果、一般人に見える「変わり者」が当選してしまう。

泣き叫ぶ野々村とか
議会休んで不倫旅行する上西とか
重婚するアホとか

それらが、今の日本の政治を形成している。

解りますか?
だから、政治家に話が通じないのです。(^^;)

安倍昭恵氏が
「主人も私も見えない力に導かれている」
「日本の精神性が世界をリードしていかないと地球が終わる」
「主人は毎晩祈るような言葉を唱えている」

と、言ったインタビューは有名です。
安倍晋三は、自分の意思でもなく、日本国民の意思でもなく
何か見えないものの意思で、動いていると。

今の日本政府の宗教的な一面が見え隠れします。

こんなメチャクチャな状態になり・・・
国民がやらなければならないのは、再度、コミュニティーの形成です。
そして、そのコミュニティーの代表者一人を政治の世界に送り出す。

デモをやるなら・・・
デモで集まった人の中から一人祭り上げる。
政治家を目指す人を探す。
そして、皆で共有して応援する。

何でもいいじゃん。
色々な種類の同じ考えを持つ仲間が集い
政治の世界にドンドンと送り出す。

選挙には金が掛かる?
1000人のコミュニティーが出来たとします。
皆から、一月千円の寄付を受けたとすると・・・
一月で100万円です。
たった月千円で、自分の意見や主張を地方議会や国会に運んでくれるなら、安いですよね?
SNSで1000人集めるなんて、たやすいですよ~。

このまま放っておくと・・・
日本は、いつの間にか、新興宗教に乗っ取られるかもしれません。

まずは、政治家という職業に嫌悪感を持つのをやめる。
とくに若い人は、政治家を見下すことを辞める。

そこからスタートですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿