その後、「ヒックとドラゴン2」のDVDを買って見て・・・
妻がフッと、こんなことを言いました。
「向こうのアニメって、お父さんが良く死ぬよね~。」
アーロと少年は、ディズニー映画です。
ヒックとドラゴンは、フォックス。
どちらも、アメリカを代表する映画会社が手掛けたものです。
アーロと少年では、心優しいお父さん「ヘンリー」が・・・
(※画像はネタバレ感想情報局より)
序盤で、子供のアーロの不注意の身代わりとなり
川でおぼれ死にます。
ヒックとドラゴン2でも、海賊の長である父「ストイック」
(※画像はCIAこちら映画中央情報局ですより)
行方不明の妻と感動の再開をした直後
子供のヒックの不注意の身代わりとなり・・・
ドラゴンに殺されます。
あっさり一瞬で。
どちらも子供が原因で死にます。
でも、父が死んだという事実はとても淡泊に扱われ
あたかも、それが普通かのようにストーリーは進みます。
妻、それをみて・・・
「父の死の扱いが簡単すぎるよね~」
「アメリカのアニメは、なんでお父さんばかり死ぬんだろう?」
と、ハテナ顔。
そこで、私、教えてあげました。
その理由は、全然別次元のところにあるんだよ、妻。
アメリカは、戦争大国です。
戦争で経済を回している、世界で唯一の国と言ってよいでしょう。
しかし、戦争をするには、成年男性の兵士が常時何十万人と必要です。
国家のために死地に行く。
その決意を、個人個人にさせなければなりません。
そこで登場するのが、プロパガンダです。
「お父さんは、愛する子供のために命を落すもの。」
「家族の為であれば、父親は命をかけて戦う。」
この意識を子や親に潜在的に植え付けたい。
子供たちが見るアニメは、その絶好の道具なわけです。
だから、アニメの中で・・・
お父さんは家族のためにバンバン殺す。(^^;)
そして、ハッピーエンドとなる。
プロパガンダと認識している私。
でも、見終わった後・・・
「俺も子供の為なら、いつでも命を張れるぞ!」
と、強く思ってしまう訳です。
あとは、国家の危機は、子供たちや家族の危機と煽れさえすれば良い。
9.11が良い例です。
あれで、多くのアメリカ人が、家族を守る為にイラクへと向かった。
もし・・・
「アーロと少年」が日本で作られたアニメだったら
川で流されたお父さんは
ストーリーの終盤に絶対生きて出てきて
感動の再会があるでしょう。
ヒックトドラゴンも同じです。
「ストイック」は、瀕死だったが回復して
生き別れていた妻と共に
家族皆で幸せに暮らすことでしょう。
ただ、私が知っている日本のアニメは、20年ぐらい前のもの。
今のアニメは、どうなっているのだろう?
まさか、アメリカのアニメ映画見たいに、お父さんがバンバン死んでたりして。
ちなみにアメリカのメディアのこの手の話は、結構有名な話ですが
日本では、あまり知られていないようです。
怖いですよね?
子供達の夢とされる「ディズニー」でさえ、利用するのです。
それを聞いた妻、絶句。(^^;)
「マジか!」
家族のために、父は戦場へ!!
潜在意識のコントロールですね。
どうやら、日本人も無意識のうちに・・・・
着実にすりこまれているようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿