2016年7月25日月曜日

鎌倉市/野村総研跡地

鎌倉市の梶原にある野村総研跡地。



鎌倉市は、同社からこの広大な土地を、2002年に寄付を受けました。
その後・・・

「博物館になる」
「美術館になる」
「企業を誘致する」
「ITセンターにする」
「ゴミ焼却場になる」
「鎌倉の史跡館になる」

その間、14年がたち・・・
何にも、始まってません。(^^;)

広大な敷地です。



この山が、奥まで丸々跡地となります。

ビックリです。

2002~2016年まで、未利用だなんて。
一般企業であれば、考えられない事態です。

そして、なぜか、廃墟のまま、一般開放されている。
それを、先日、初めて知りました。

なぜ知ったかというと、土地の下見のために目の前を通ったから。



梶原で、土地を購入したのです。
建築家の先生に依頼して、本格的なガレージ住宅を手掛ける計画です。

その道すがら、野村総研跡地を通り過ぎる。

あれ?
門があいてるぞ?

Uターンして戻って切ると・・・



毎日、解放?
廃墟を?

なにやってんだろうか。(ため息)

私が市長だったら・・・
初年度で議会に事業計画作って提出しますよ。

介護福祉の専門大学や、教育系の大学を誘致して、複合福祉施設をつくるなんて、面白いじゃないですか!

農業支援施設
児童擁護施設
保育園
こども園
老人ホーム
高齢者賃貸住宅
介護施設

これらを同敷地内に市営で造って、貸す、もしくは運営する。
予算が無ければ、国を巻き込めばいい。
自民党が、道路やリニアに何十兆円も金を使っている時に・・・
なんで、指をくわえてみてるのだろう?

高齢者に蓄積された知識・経験が、無駄になってますよ。
それを、現代に生かし、子供達に教える場にする。

農家だったお年寄りたちから、農業体験を受けるなんて素敵。
それが、ホームに入っている高齢者だったらなおさら素敵。

保育をする先生が、皆ご老人の幼稚園なんて、あってもいいと思う。
逆に老人介護を、子供達が触れる場にしたら、一石二鳥。

そこに大学・教育施設・レストランなんてあったら・・・
人が集まる。

日本を造ってきた高齢者と・・・
これから日本を担う子供達が触れ合う場。

そんな面白い考え方が、なんで出来ないのだろう。

箱モノでしょ?
「博物館」も「美術館」も。

松尾さんは、私と同じ年。
鎌倉の地域の高齢化は、深刻です。
特に、この梶原や西鎌倉地区は。

そこに、全国で類を見ない試みをしてほしい。 頼みますよ。

なんて、思いながら・・・
興味津々で、入ってみます。



長い登り道です。
程よく行くと道路は、旋回を始めます。


あの橋を渡るんだな!


橋の手前に・・・

「野村橋」という標識が、蔦に隠れてひっそりとありました。


橋を渡ります。


すると、まだまだ上り坂。

クヌギの木がいっぱいみられるので・・・
カブトムシやクワガタが捕れそうですね。

しかも人、居ない。


ようやく、頂上か?


と・・・

突然、凄い建物が!!


不気味。

それ以外、言葉、出てきません。(^^;)


なんで、これ、一般開放してるんだ?

心霊スポット的なことなのか?


完全に、腐ってます。


管理なんて、全くしてませんね。

勿体ない。

本気で、勿体ない。

宝の持ち腐れとは、まさにこのことを言うんでしょう。

は~、やっぱり、民と官じゃ、こんなに了見が違うんですね。


社屋前の駐車場にあるビオドープ。

手入れは一切していませんが・・・
生きてますよ!!

中には、ザリガニ・ヤゴ・ゲンゴロウが大量にいます。(^^;)

こんど、息子連れて取りにこようかしら!

でも、怖がるかなぁ~?


下の方にある広大な駐車場では・・・

子供がテニスをしていました。

これこれ、子供達。
こんな人がいないところで、危ないよ。(汗)


惨状ですね。

鎌倉市の行政の惨状を見せられたかのようです。

なんだか、とても腹立たしく・・・

帰路についた私です。


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