2016年7月22日金曜日

地盤補強に木杭

先日

会社に飛び込みの営業が来ました。

1日、1回は何かしらの営業を受けているので・・・
まあ、その中の一つかな~と、招き入れました。

営業の人が出した名刺には、「兼松日産農林」とあります。

日産が農林事業をやってるのか!!
と、驚きましたが、関係ないようです。(^^;)

一部上場企業ということで、木材の防腐処理及び販売を主として
地盤改良を幅広く行っているとのこと。

そこで、出されたパンフレットに、瞬間、目を奪われました。


その名も「環境パイル工法」です。

環境パイル工法とは、
古来からある日本に根付いた伝統工法です。
コンクリートや鋼ではなく、「木材」で家を支える環境にやさしい地盤改良工法です。

天然材料である国産木材の間伐材を主に使います。



(画像は、盛工業さんのブログより)

高品質な防腐処理を施し・・・

「腐食」「蟻害」が起こらない高耐久性木材に加工し杭に使用。


(画像は、盛工業さんのブログより)

近年、地球温暖化の防止につながる環境負荷軽減も重要な課題となっています。

セメントや鉄を用いた地盤改良を木材に置換することにより
1棟当たりのCO2を約10t削減できます。
施工材料による六価クロム等の環境汚染の心配もありません。

地場の木材も利用できるので地産地消への貢献が可能です。


ほほっほ~。

■日本の疲弊する林業を助け
■地産地消に貢献
■しかも、日本古来の伝統

個人的に大好きな単語がいっぱい。(^^)

しかも、最大のメリットは、引き抜きが容易だということ。

ようは、将来、建て替える時、新しく建てる家の為に新たに杭を打つ必要があります。
新しい杭を打つには、古い杭を抜かなければならなくなります。
これが大変です。

でも、木杭は、他の杭に比べ、費用を半分以上に抑えられるというのです。

良いことづくしじゃないですか!!!

ということで、さっそく、次の現場に使ってみることにしました。(^^)

兼松日産農林さんに、地盤調査を依頼。

調査結果に基づき、施工書を作成。




26本の丸太を打てば、設計上の支持力が補えることが分かりました。

本物件は、3階建て。
MS工法やジオクロスなどは、3階建てだと支持力が得られなくてNGだったりしますが・・・
環境パイル工法は、そんなことはありません。(^^)

面白い!!

個人的に・・・
今まで、大地に鋼やらコンクリートやらを刺すのは
異物を地球に刺してしるようで・・・
なんとなく違和感を感じていたのです。

7月30日に施工予定。

その状況は、このブログでご紹介したいともいます。

楽しみだ。(^^)

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