2016年4月19日火曜日

杉を使うと国が潤う

さて・・・
鎌倉市岡本の新築分譲住宅にて・・・

先日、大工の井関棟梁が何を造っているか?
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2016/04/blog-post_11.html
というブログを書きました。

出来上がったのでご紹介します。


写真の奥にある造作物ですね。
正解は・・・

解放ロフトに上がる「ロフト階段」でした。(^^)


タモの集成材(無塗装)の板を割いて、加工して・・・
階段となりました。

仕上げは、石井塗装さんにお願いして、オスモオイルを塗ります。

これも一般的には、アルミ製のロフトハシゴを使うところです。


(リクシルのWEBカタログより)

これであれば、手間もかかりません。
価格も安いです。

でも、リビングなどに用いるには、ちょっと・・・ねぇ。

木製で手造りは贅沢です。
腕も経験も必要です。

でも、手造りすることで、ぬくもりを生んでくれます。(^^)

さて、本物件は、勾配天井です。
勾配天井部分には、杉板を張っていきます。


採寸し、下で井関棟梁が一本一本加工していき
手伝いに来てくれた間中大工が、上で受け取り、取り付けていきます。
阿吽の呼吸で、ドンドンと進んでいきます。

これもとても手間暇(とお金)が掛かりますが・・・
こんな所に労力を費やせば、家の格が2つぐらい上がってくれるんです。

さて、部屋の隅には、吉野杉の板の束が置いてあります。


赤身の特一等です。
幅145mm×長さ4000mm×厚み15mmの本実です。
床なので使うものですね。

でも、本物件は既に床は仕上がっています。

ちなみに・・・
吉野杉は、日本で一番有名な材木です。
豊臣秀吉が大阪城や伏見城の築城などに使ったことで有名ですね。

この日本有数の銘木の産地の杉板を使って・・・
井関棟梁は、今度は何をしようとしているでしょうか?


数日で仕上がります。

ご期待ください。(^^)

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