新築住宅の引渡を行いました。
引っ越し前日に、ギリギリの完成です。(^^;)
無事に完成して、ホッと肩の荷を下し、次の現場に全神経を振り向かせています。
本物件は、建築家「伊藤誠康」氏による設計です。
よって、とても個性的。
吹き抜け上部にロフトがあり・・・
子供たちの遊び場となります。
ロフトと2F廊下ともに開放型。
落下防止に木格子を大工の山崎さんが造作。
これを下から見ると・・・
なんとも、立体的な空間となっています。
これぞ、建築家の醍醐味です。(^^)
立体設計ですね。
設計は平面で行うため・・・
普通の設計士が引く図面は、平面的なんです。
よって、出来上がったものは何とも平凡となります。
ちょっと頑張っても、勾配天井程度。
逆に、無理に立体を表そうとする建築家も居ます。
しかし、能力が見合っておらず、構想に無茶があるので、住む側への心遣いはゼロ。
「建築家のデザイナーズハウス」という家で、今まで、酷い間取りの家をいっぱい見てきました。
個人的に、細かいステップフロアや・・・
至る所に段差がある家は・・・
最低だと思います。
年を取ったら、段差や急な階段は凶器でしかありません。
伊藤先生の家は、気遣い・心遣いがあります。
玄関は、また特徴的。
パッと入ると、下駄箱がありません。
目の前には、飾り棚。
左側の引き戸を開けると・・・
大容量の開放型シューズボックス。
鎌倉は湿気が多いので、山に近い家は、扉のある下駄箱は、カビだらけになります。
よって、下記のように間仕切り壁を造作し、下駄箱の扉を無くしたのです。
玄関の上りは、2段の框。
上段にベンチを造作し、お年寄りでも靴の履き脱ぎを楽に。
本物件は、建築の現場監修まではお願いしていませんので・・・
框はタモの無塗装集成材、床は塗装品となっています。
伊藤先生が監修まで手掛けた場合は・・・
框は無垢無塗装の杉板、床も無垢無塗装の杉板になります。
土間は、洗い出しとなるでしょう。
今回は、予算が無く、私が全て監修しました。
予算が無いと言っても、そこいら辺の注文住宅よりも断然金が掛かっていますが。
とにもかくにも・・・
これから、この家を舞台に、良い生活が生まれますように。(人ー)
0 件のコメント:
コメントを投稿