を謳ってしまうと、話し合いが出来ません。
戦争法案や原発反対のデモの多くは
「政権を打倒する」と言っていますが、それでは、結局「戦争」の原理と何ら変わりません。
国と国との戦争も・・・
テロリストとの戦いも・・・
結局最後は、話し合いをするしか解決方法がない。
イラクの戦争もシリアの内戦も
空爆の報復にテロが起き、テロの報復に空爆が続く。
そのスパイラルから抜け出せなくなっています。
犠牲の報復が、新たな犠牲者を生むだけ。
アメリカの介入で泥沼化したアフガニスタンでは・・・
何十年も経て、ようやくタリバンが政府と話し合い、長い内戦が終わろうとしています。
だったら、最初から話し合いをすれば、多くの人の命は失われなかった筈です。
日本も同じです。
デモをするなら・・・
相手を蔑む言葉を並べるのではなく・・・
話し合いを求めて「数」を見せるだけで良いと思うのです。
話し合いに応じなければ、これだけの数の人が、次の選挙で自民党には投票しませんというデモンストレーション。
戦争反対!
徴兵反対!
9条守れ!
このシュプレヒコールは、無意味です。
やるなら・・・
「自民党への投票やめよう!!」
このプラカードが一番、パンチが効いている。
その意思表示が、国民の最大の武器です。
原発反対の署名
戦争法案反対の署名
それが100万人あってもしょうがないんです。
「自民党には投票しません」という100万人の署名の方が、強烈なインパクトになるでしょう。
もし、政府が一切聞く耳を持たないとするならば・・・
デモンストレーションの矛先を変えれば良い。
実際に政府を動かしているのは官僚です。
官僚にデモを行いましょう。
地方には多くの官僚の出先機関があります。
そこに務める一人一人に、訴えかけましょう。
自民党を支えているのは企業献金です。
企業や宗教団体にデモをしましょう。
自民党に何億と献金するゼネコンに、語りかけましょう。
アメリカ領事館に、デモを行いましょう。
それでもだめなら・・・
自民党議員一人一人を対象としたデモを行いましょう。
自民党議員の家族が身近にいたら、直接訴えかけましょう。
罵詈雑言からは、何も生まれない。
話し合う。
目的は打倒では無くて、話し合い。
三宅洋平が政治信念として掲げる「チャランケ」という言葉があります。
アイヌ社会に昔からある秩序維持の方法です。
アイヌは、数多くの集落からなり、その集落個々でおさが居て、各集落ごとに統率をしていたそうです。
その間で争いごとがあった場合、長同士が納得がいくまで話し合いをしたのだとか。それをアイヌ語で「チャランケ」というそうです。
その話し合いは時として永年つづき・・・
でも、アイヌは諦めることなく、話し合いを続けた。
話し続けるとどうなるか?
部族どうしは、お互いが苦しいのだと理解しあうようになる。
悩みや苦しみを話し続けて行くうちに・・・
「俺も大変だが、お前も大変なんだなあ。」
となってくる。
それが、人間なんだと。
このアイヌの文化を政治に持ち込みたい。
安倍首相ともチャランケしたい。
そう、三宅洋平は言います。
さらに、彼は言います。
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社会の一番上に国家があると思っている方が多いと思いますが・・・
国民の上に国家
その上に大企業
その上に大企業に資本を貸し付ける金融
というのが現在の社会構造。
これを言うとすぐに陰謀論と言われてしまうが、
ただ社会の構造を輪切りにして話しているだけです。
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政治家が悪いのではない。 目先を変える。
同じ日本人です。
そこで話が通じないのであれば、日本は近い将来、中国やロシアに押しつぶされるでしょう。
アメリカのさじ加減ひとつで、日本の未来はすべて決まってしまいます。
日本の未来を切り開くのは、ドイツが持つ「交渉力」であり・・・
話し合いの力ですよ。
デモで、相手を罵倒しない。
右寄、左寄で、区別しない。
同じ日本人です。
お互いに認め合うところから始めないと。
最近、お互いが、より攻撃的です。
著名人が、デモに参加する子供連れの母親に対して・・・
「誰の子供も殺させないとかデモしてるアマみると、反吐が出る」
「頭に蛆が湧いてるんだね」
これらの発言に対して、受けた側は同じレベルでの口撃をする。
その口撃に対して、再度やり返す。
戦争と構造がまるで同じ。
この状況に身を置き、個人的に猛反省するのです。
「こりゃ、ダメだ。」
負のスパイラルに陥ってる。
チャランケ、良い言葉です。
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