政治家は、国民を『馬鹿』だと本当に思ってるんだなと・・・
つくづく思います。
大人が小学生に説明するかのような比喩。(苦笑)
馬鹿を前提とした説明ですよね~。
ここ数日・・・
日本国首領の例え話が話題です。
そうです、あの火事の話です。
(画像は、東京新聞より)
集団的自衛権の行使を「火事」に例え・・・
「隣家の母屋やはなれが燃えても日本は消火活動できないのが今の状態で、はなれから煙や火の粉が舞い、日本家が燃える明白な危険がある場合は、道の上からはなれの火を消しにいくことができるようになる」
と仰り・・・
「隣の家が燃えているのに消火活動が出来なくて良いのか?」
と、TVで強く主張されました。
ネットでは、すでに様々なツッコミを受けてます。
が、私はちょっと別の方向からツッコませて頂きます。
比喩の中で出てくるアメリカさん。「燃える前提」の母屋は、町内一の大豪邸。
それもそのはず、世界一の大金持ちです。
家のあちこちに、見た事もない防犯設備を配置しています。
お金に糸目をつけず、最新鋭の消火設備を日々更新しています。
どんな火事であれ、自分で消す能力を持っています。
そんな隣人。
今、助けに行かなければなりませんか??
その大金持ちの家が、唯一火事になったのは8年前・・・
大惨事の記憶が残っていますが・・・
グランドゼロなんて保存するしないという話が記憶にありますが・・・
すでに現在、こんな姿に変わろうとしています。
(新世界貿易センター完成予想図)
一番高いビルは、既に完成しOPEN。
あまりにも早い復旧。
まるで、キツネにつままれたかのよう。(^^;)
国立競技場の建設が5年では到底間に合わないという。
かたや、こんな世界有数の高層ビル群が、事故後たった5年~6年という期間で出来るもんなのですね。
お隣さんの力の凄まじさを、まざまざと見せつけられました。
もう一度言います。
この世界一の大富豪の火事。
日本が消しに行く必要性は、あるのですか??
その数年前に、同じく火事があった隣家があります。
イラクさんです。
すでに火事が発生してから12年たっています。
そのイラクさんの家の中心「バクダット」と現在の写真です。
(画像は、iranjapaneseradioより)
復興もほど遠く、今も燃え続けています。
よっぽど、こっちを助けに行かなくてはダメでしょう??
元々、イラクさんは、アメリカさんと仲が良い家でした。
ですが、ある日突然、「我が家を放火しようとしている」と言いがかりをつけ・・・
イラクさんの家に火をつけました。
火をつけたのは、アメリカさんです。
そういえば、その手伝いを日本もしてましたかね?
イラクさんの家の火事では、アメリカさんが消火活動の支援として消防団が次々に組織されました。
それがら、いつの間にか次々に放火魔に変わり・・・
「アルカイダ」という、世紀の放火魔を生みました。
イラクさんは、何度も何度も放火を受け、アメリカさんはその放火魔をヤッつけると、イラクさんの家を壊す有様。
大混乱です。
挙句の果てに、隣家に次々に飛び火して火災発生。
シリアさん、エジプトさん、リビアさん、アルジェリアさん、トルコさん、イエメンさんも、火が付く有様。
シリアでも、アメリカが支援して作った消防団が、すぐさま放火魔に変わり、これも今世紀最大の犯罪者組織「イスラム国」となるという・・・
もう、その火は、収集が付かず・・・
山火事のように燃え広がりを見せています。
そんな状況でも・・・
とにもかくにも「アメリカさんの火事が心配」なのですって。
オカシイですね??
「イラクの市民を、日本として助けたい」
というのであれば、解ります。
イラク家は、日本家と親しい友達だったのですから。
でも、イラクさんの名前は、一切出てきません。(汗)
何かにつけ、安倍さんから出る言葉は、「アメリカ」「アメリカ」です。
イラクの火事の前、アフガニスタンで物凄い火災がありました。
いまだに、消火されていません。
現在、放火魔として世界的に有名なタリバーンは、アメリカが支援して出来た元消防団員です。
現代の火事は、燃え始めたら素人では消せません。
住宅に、様々な石油由来の化学製品が使われているからです。
バケツの手くみの水じゃ、絶対に消えません。
消防士は言います。
「燃え始めたら、出来る限り近づかないこと。」
「すぐに119番をすること。」
被害者には、隣人を助けにようと家の中に飛び込んだ人も多く含まれるそうです。
入ったら最後、火が出ていなくても、煙に巻かれて死んでしまうのだとか。
日本は、今までお金を出してきました。
「金だけ出して、日本は手を汚さない」なんて、批判を受けると政治家は言いますが・・・
実は、火災時、金銭的援助が一番助かることなのは、我々専門家は知っています。
家財を含め、全てが灰になる火災。
全てを失うのが、火事です。
被害者は、衣食住を一瞬で失い、金品・通常・へそくりに至るまで、着るモノ一枚も燃えてなくなる。
そんな中、多額のお金を受け取れれば、どんなに助かるか。
形だけの消火活動よりも・・・
事故後にお金を援助してもらった方が、被害者にとっては何十倍も手助けとなります。
家を建て替え、着る物を買い、、当面の生活費にもなるわけですから。
火事にたとえたのは不味かった。
火事を例えにするのであれば・・・
日本は、今まで、最善の方法で火事の被害者家を助けてきたと言えるのです。(苦笑)
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