鎌倉市玉縄2丁目で、去年から計画していた・・・
建築家による新築分譲住宅。
ようやく、造成工事に着手することが出来ました。(^^)
去年の8月から手掛け・・・
奥にある法面の造成許可が下りたのが1月中旬。
時間が掛かりました。(涙)
元々、造成を要する必要があるのは、隣接する青地の部分です。
その青地の地権者は「神奈川県」。
建築家の伊藤誠康先生が、建築確認の申請を行うと・・・
鎌倉市より「法面の安全性を確保しなければ、建築の許可を出せない」との回答。
早速、神奈川県に訪問し、現状の危険性を改善するように求めましたが・・・
神奈川県の回答は「一切の工事も費用負担もしない」というモノでした。
神奈川県の所有地が危険で、我々が家を建築することが出来ない。
ですが、その相手が我々業者だという理由で、一切の対処をしないというのは、物凄く納得がいかないモノでしたが、これを県と喧々諤々やるとなると、1年~2年は掛かる。(^^;)
我々は、一現場一現場毎に金融機関からお金を借りて事業を行っています。
1年も交渉にかかったら、簡単に数百万円が飛んでいくのです。(TT)
致し方なく、自費で行うことに切り替え、神奈川県に申請。
しかし、自費でも「県の土地に手を付けることはダメ」と言う。
さすがに、それは横暴です。
交渉を続け、どうにか工事許可を得ることが出来ました。
その許可後、今度は新設する擁壁が高さ2mを超えるため宅地造成規制法に基ずく宅造申請が必要だとのこと。
県の所有地に民間業者に防災工事を自費でさせ・・・
宅造規制があるから宅造申請を別途で県に申請する。
なんだか納得が出来ませんが・・・
従うしかありません。(TT)
ちなみに、建築確認申請は去年すでに済んでいます。
ですが、宅造工事が全て終わり、県から完了検査済み証が発行されないと、鎌倉市より建築許可が下りないのです。
造成工事は1月中旬からいつでも出来る状態でした。
順調にいけば、実はもう工事は8割程度終わっていたはずなのですが・・・
去年から工事を予約していた土建屋さんが、年末にこんなことを言ってきました。
「仕事が多すぎて、対応できない。申し訳ないがお断わりします。」
踏んだり蹴ったりとは、このことです。
なんでも、環状2号線関連の公共事業等が活況で・・・
石屋も土建屋も、皆持っていかれてしまっているのだとか。
よって、うちみたいな小さな会社の工事を請けている場合では無いという事です。
慌てて、他者を探しましたが・・・
どこも皆、同じ。
けんもほろろ。
そんな中、横浜の小雀建設さんが「2月中旬なら、どうにか無理くり確保できそう!」と連絡をくれました。
で、今に至ります。
先日、ご近隣全てにあいさつ回りを済ませました。
去年の8月からですから約7か月ですか。
その間、金利は無駄払いとなります。
当初予定よりも、だいぶオーバーです。
元々、多額の造成工事も見込んでおりませんでしたので、頭が痛いところです。
3月末日には造成工事が終わり・・・
4月から、建物を着工します。
仕上げ時期に梅雨が重なるので・・・
完成は、7月末ごろになるでしょうか。
なんだか、長くなりましたが、今ようやく入口にたどり付いたところです。
これから着々と工事を進んできけば嬉しいなぁ~。
そして、良い家を建てたいと思います。
ちなみに、販売は、3月末日開始となります。
ご期待くださいませ。
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