地鎮祭のお話のつづき。
8年前、このブログで「六曜」のお話をしました。
こんな内容でした。
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不動産業者は、水曜日が休みです。
これは、不動産業の定休日として全国共通です。
なぜ?
実は、昔からの慣習なのですが・・・
「契約」は水曜日に行わないからなんです。
契約が「水」に流れるからだそうでして(^^;)
戦国時代から、日本は「ゲン担ぎ」がとても重んじられており、昔からの名残が今でも多く残っているのですね。
そういえば・・・
契約といえば、もう一つ必ず出てくるゲン担ぎがあります。
誰もが必ずといって良いほど気にされます。
それは「六曜」 です。
そういわれてもなんだかピンとこないと思いますが・・・
カレンダーの日の下に書かれているあの漢字です。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6単語。
これらは、意味を持ち合わせています。
■先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。
万事に急ぐことが良いとされ、午前中は吉、午後は凶とされる。
■友引(ともびき)
「凶事に友を引く」の意味。
勝負事で何事も引分けになる日とされてた。死んだ人に友が暝土に引き寄せられる(死ぬ)との迷信があり、葬式・法事は避けられる。
■先負(せんぶ)
「先んずれば即ち負ける」の意味。
万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。午前中は凶、午後は吉とされる。
■仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶日」の意味。
全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって「佛(仏)」の字が当てられたとされる。
■大安(たいあん)
「大いに安し」の意味。
何事においても吉、成功しないことはない日とされる、内閣組閣も大安の日を選んで行われるという。しかし、本来はこの日に何も行うべきではないとする説もある。
■赤口(しゃっこう)
陰陽道の「赤目日」という凶日に由来する。
午前11時ごろから午後1時ごろまで(牛の刻)のみ吉で、それ以外は凶とされる。
この六曜・・・
日本古来古より伝わっていたと思われがちな暦ですが、実はとても新しく、近年幕末に使われ始めたモノなのですって。
しかも、中国発。
起源は・・・
かの諸葛亮孔明が戦争で利用する為に創作した・・・
という伝えられていますが・・・
中国では「それは真っ赤な嘘」というのが常識のようで、この暦に重みをつけようとした“こじつけ”で、中国ではすでにこの「六曜」自体が、忘れ去られているモノなのだとか。
では、なぜ現在の日本?
しかも、こんなにも重んじられるようになったんでしょ?
結婚式は、必ず大安といいますし・・・
政府の組閣までも、大安の日を選んで行なわれています。
誰に聞いても解らないんですよ。
「とりあえず、そういう風習だから」
「みんながそうしてるから」
という感じです。(^^;)
コレでいいのか日本じゃないですが・・・
とにかく不思議な「六曜」です。
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面白いでしょ??
なぜ?
というのはさておいて、お客様が地鎮祭に選んだ日は、六曜では「赤口」に当たりました。
恥ずかしながら、私・・・
お客様に「アカクチって読むんでしたっけ?」と聞いてしまいました。
六曜では、凶の日のようです。
とりあえず、猿田彦神社に日程調整をすることで分れたあと、お客様からこんなメールが届きました。
「ネットで調べたら、地鎮祭には吉日のようです。」
私よりも、お客様の方が先を行ってますね。(^^;)
(なんという体たらくでしょう。)
お客様がご覧になったというのが、こちらのサイトです。
その名も、「地鎮・上棟吉日カレンダー」
http://drgeokitijitu.web.fc2.com/
ジオクロスでの地盤補強を行っているセンシング株式会社さんのサイトですね。
http://www.dr-geo.com/
ためになります。(^^)
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