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2019年1月26日土曜日

無垢床補修

2年前に建物をお引き渡しをしたお客様より
SOSがの電話が鳴りました。

「冷蔵庫を買い替えたら、運送時に床と壁を傷つけられた」

メールにて、お客様から写真が届きました。



これは床の写真。
結構削られてますね。

床板は、信州産カラ松です。
ドイツオスモ社の植物性オイルで仕上げてあります。

別の場所にも。


引きずったようです。
普通、毛布を使い滑らせていくのですが・・・

う~ん。
2年たっても、新築時と変わらない状態でお住まい下さっているので
お客様としては、大ショックでしょう。

さらに階段の壁も・・・


珪藻土の壁が削られてます。(TT)

床は、補修方法がいくつかありますが
無垢材のリペアは難しいです。

ということで石井塗装さんにお願いして・・・
表面を削って、再塗装してもらうことにしました。

傷があるところの表面を削ります。


傷が目立たなくなったら、深い傷をパテで埋めます。

そうしたら、傷のある板を一枚、全面にオービタルを当てていきます。


すでに2年たっているので、床材は照明焼けしています。
よって削ったところだけが新しい素地がでてしまい
そのまま塗ると、削ったどころだけ色が変わってしまいます。

よって、板一枚削り、色が変わるのを目立たなくする手法です。
削りだしたら、オスモオイルを1度塗り・・・
乾いたところでペーパーを当て・・・
もう一度、仕上げ塗りをして終わります。

珪藻土の壁は、飛鳥工業の早川さんにお願いし

傷の面を削り取り、再塗装。


塗り壁の良いところは、補修が簡単なところです。

何度でも塗り重ねがききます。


写真は、塗りたての状態です。
乾けば、目立たなくなります。
ただ、これも照明焼けしているため
新しく塗ったところは、若干、色が白くなってしまいます。
半年ぐらいで同じように日焼けして目立たなくなるでしょう。

最近、補修の仕事が多く・・・
現調から見積もりの作成、職人方の調整や段取り
加害者への請求や、保険の申請等の雑務に追われ
アップアップしています。(^^;)

こういう時に限って、体調不良に陥るのが人間でして
追い打ちをかけるように原因不明の咳と痰に悩まされ
少し参ってます。

こういう時は、落ち着いて、慌てず、ゆっくりと
流れに身を任せて、一つ一つこなしていくに限ります。

バタバタしっぱなしで、新年1月もあと数日で終わります。
早いですね。(TT)


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