Translate

2018年8月18日土曜日

造り付け家具

鎌倉市大町の建売住宅。
大工工事も佳境に入ってきました。



雨どいをつけて、来週早々足場を外します。

「土間玄関の家」として設計を手掛けた本物件は
玄関が4.5帖のフリースペースとなっており
下駄箱はオープン棚を個人的にチョイス。
大工の井関さん手作りとなります。



素材は、箱がランバーコア(無塗装品)。
天板がタモ集成材(無塗装品)で加工し
石井塗装さんがラッカー塗装2度塗りで仕上げます。



壁付で下部を30cm開くように浮かせてあります。
長靴とか長物の靴を置くスペースになることでしょう。

下駄箱は、オイル系の自然塗料で塗るとあっという間に黒く汚れるので
ある程度、塗膜が付く塗装材を選ぶほうが良いです。

ちなみに、これを造作家具屋さんに作ってもらうと
塗装・運搬・設置も含めると15~20万円ほど。
建売の本物件は、そんな予算はどこにもありません。
よって、大工の井関さん頼み。
いつも大変です。感謝。(^^;)

本物件は、2Fにも本棚2本あります。
廊下の手すり下部も本棚。
階段下にも、こんなモノを作ってもらいました。



埋め込みのAVボードです。

どれもこれも・・・
正式な図面は引いていません。
簡単な私のイメージ図だけで製作してくれます。



この走り書きを見せて
あとは簡単な口頭の打ち合わせだけ。

長い付き合いだから出来るのですが・・・




真似はしないでくださいね。
ちなみに・・・
大工さんが皆、綺麗な家具を造れるかというと・・・
そうではありませんのでお気を付けを!!

テレビの配置も壁掛けを想定し、下地をコンパネで補強。



配線が目立たないよう
箱の後ろにCD管や配線を持っていきます。
光ケーブル取り出し口・同軸ケーブル・コンセント。



これも電気屋さん泣かせの配置ですが・・・
(株)雷電の富澤さんならどうにかしてくれます。



月内に大工工事が終わり
9月に外回りを仕上げ、月末にはお引き渡しとなります。
(※本物件は建築前にご成約となっています。)

この玄関、将来、どんな使われ方をするのでしょう?
この棚は?
この動線は生きてくれるかな?

完成が楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿