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2017年12月11日月曜日

特別栽培米

今年もやってきました!!



私が加賀(石川県)の米農家さんと直接年間契約をして
毎日毎日「日本一」のお米を食べさせていただいている
第33回日本農業賞大賞の「番場」さんから

特別栽培米で作ったお餅です。(^^)

年末になると、お餅が特典として5kgに一袋、ついてくるのです。
この特典が、なんとも贅沢。

大豆・ヨモギ・素の3種類。
醤油をつけなくても、物凄く濃厚な「味」のするお餅でして。

早速・・・


大豆入りとヨモギ入りは、そのまま焼いて何もつけず食べて・・・
素の餅は、やはりこれ!!

美味しい~!!!
お米も絶品なので、もちも絶品です。

特別栽培米とは・・・
農薬、化学肥料の両方を50%以上減らして栽培された農産物を言います。

石川県の米は通常、農薬使用回数22回、化学肥料8kg。
番場の特別栽培米は、農薬を7割削減し、化学肥料は99%削減。
最上級に「完全無農薬・完全有機栽培のこしひかり」もあります。

なぜ番場さんは、特別栽培米に挑戦し
そして、とても困難な「自然栽培米」までを手掛け
そして大賞を取るまでになったのか。

その苦労は、すべてHPに掲載されています。
ここで、その一部をご紹介します。

環境問題や残留農薬問題から取り組んだのではないのです。
生産者として、本当に必要かということを考えていくうちに
気がつけば減農薬や無農薬栽培に取り組んでいました。

昭和50年(1975年)・・・
当時の石川県農業短期大学に通いながら、農業を母と2人でしていました。
当時の農薬散布は、背負い式動散で長いホースを引っ張り
粉の農薬(殺虫、殺菌剤)をかけ
回りが見えなくなるほど真っ白になって行ってました。

ある夏の日、農薬散布を終え公民館での会議に出席していました。
家より電話がかかりました。
「体の調子がおかしい。病院へつれていってくれ。」
すぐに帰り、病院へ。
母は農薬中毒で即入院。
幸いにも4日間の入院ですみました。
忘れもしません。
殺虫剤のカヤフォスバッサ粉でした。

同じように中毒になり入院されたかたもおり
その農薬は、1年で使用されなくなりました。
その後、直接散布しなくてもできる方法がないかいろいろ調べました。
まだ「農薬は必要だ」という考えの渦中にいました。

最初に、取りかかろうとしたのが、ヘリによる航空防除でした。
農業短大の恩師故三石先生のご紹介で
石川県でヘリによる航空防除を行っているところを視察に行って
これだ!と思い、地元生産組合の役員さんなどにお話しし
その後、JAなどにも働きかけ念願のヘリによる航空防除が実施されました。

しかし、カメムシによる被害を防ぐため
以前のように背負い式動散で、カメムシ殺虫剤を散布しました。
軽トラック1台分の農薬散布を終え・・・
次の分をトラックに乗せ、田んぼへ。

すると、なにか体がだるい。
足が前へ出にくくなってきた。
ひどい、つらい。
中止し家へ。

シャワーを浴びようとして
お湯の温度を調節するのだけど
手に感覚がない。
見える物がモノクロになり・・・
「やばい!!」
あわてて、病院へ。
有機リン系の殺虫剤中毒でした。

その後、できるかぎり農薬を使わない農業を行おうと決心。

農薬の使用の少ない生産者などを訪ね
自分の圃場にあった米作りを模索してきました。

稲も人間も生き物です。
我々人間が病気になりにくいのは
病気になりにくい体を作ることが大切だと言われてます。
病気や虫に強い稲体を作れば被害が少なくて済むということ。
そのような稲作りを目指そうと決め、取り組みました。

それからずっといろいろ試行錯誤しています。

去年よりは今年、今年よりは来年と研鑽を重ね
誰でもできる無農薬での栽培を確立したいと思いました。

しかし「草を征する者、農業を征す。」の言葉どおり
草には、苦労させられています。

最初の頃は、合鴨による栽培でした。
でも、大規模に生産することは困難でした。
今は、機械に拠る除草を行っています。
これも、完璧ではありません。

でも、どこかに何か方法はあるはずです。
やればできる、そう信じて・・・
私たちスタッフは努力してきました。

そんなときに、ラジオから流れてきたのは
腐らないリンゴを作っておられる木村秋則さんのお話でした。

リンゴとお米という違いはありましたが
木村さんもお米を栽培しておられ
いろいろと参考になることがありました。
特に共感したのは「土を乾かせ!」ということでした。

私も有機肥料栽培で乾いた土の圃場ほど生育が良く
お米がたくさん穫れることを実感していたので
木村さんのご指導で自然栽培米コシヒカリをやってみようと思いました。

しかし、実際に始めると・・・
聞いていたとおり、収量がとても低い。

生い茂る草が邪魔をする。
初期害虫にやられる。
一通りの事を経験しました。

真剣に取り組むため、あえて田んぼは目立つところに。
2、3年目は最低収量。
5年目にようやく自然栽培の採算ラインになりました。
ところが、6年目、また最低収量。
品質最悪(全て2等米)に・・・。

5年目にお米がたくさん穫れたので、お客さんが増えましたが
最低だった6年目は、お米のサンプルを持っての平謝りでした。

自然栽培のお客さんからは
「やめないんですよね。」「来年に期待します。」
という、ありがたいお言葉をいただき
7年目は、お陰様で品質も良く収量は確保できました。

自然栽培といえども、基本に忠実に
愛情込めて育てていくことが大事だと
改めて認識いたしました。

今後も、自然栽培を続けて行き
安定した技術を確立するために
スタッフ一同、努力していきたいと思います。

無農薬で米一粒を作るのは大変です。
この苦労を知り、毎日いただくお米は、ただただ感謝。

ちなみに我が家は、自然栽培米ではなく、特別栽培米の
「夢ごこち」を愛食しています。

ばんばのお米のすごいところは、玄米が美味しいという事。

我が家は、白米と玄米を半々に混ぜて食べてます。
玄米の栄養素は物凄く・・・
さらにばんばさんが販売している「発芽ごはんを作る精米機」で

水につけるだけで「発芽玄米」が出来上がります。

これが、凄いのですよ。

栄養素が物凄く、様々な病気予防になるスーパーフード。
さらに、最大の効能は便秘改善。

我が家は、ばんばさんの玄米のおかげで・・・
妻も食べ始めてから、便秘知らずです。

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