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2017年9月22日金曜日

免許返納

今年の1月から7月の間だけで
75歳以上の高齢者で運転免許証の自主返納した人の数が
14万3261件にもなったそうです。

その原因は・・・
度重なる「高齢者ドライバーの交通事故」のニュース。

自動車が起こした死亡事故の中で
65歳以上のドライバーが引き起こしたものは
日本全国の事故の約30%に及ぶそうです。

なかなか、凄い数字です。

その原因のほとんどが不注意。
アクセルとブレーキの踏み間違いや
シフトの入れ間違いも含まれています。

また、一般事故の中で圧倒的に多いのがこの二つです。

そして、DとRの入れ間違いで起きた事故のうち
そのほとんどが「ハイブリット車」なんですって。

私も今、HONDAフィットのハイブリットに乗っています。
乗り始めて半年たちましたが・・・
今でも、前と後ろのシフトの入れ間違いをやらかします。

これは、電子式のシフトが原因です。

以前のシフトノブは、ガチャガチャと動かすので
一定の位置にシフトを移動しなければ、バックには入りませんでした。

でも、電子式シフトは、ラジコンのコントローラーのように手ごたえがなく
しかも、中心に戻る構造になってます。
だから、今までの車のように動作だけでアクセルを踏むとかなり危険です。

D(ドライブ)に入った感覚で、実際にはR(バック)に入っていた。
ものすごく恐ろしい出来事ですが・・・
43歳の働き盛りの私にも、1か月に一回は起こります。(^^;)

もしかしたら
ハイブリット車と高齢者は、相性がよくないのでは?もしそうだったとしたら、社会的な大問題ですよね。
でも、これ、ほとんど問題にされません。

ハイブリット車に乗っている人は皆経験しているはずです。
アクセル踏んで、前に行くつもりが後ろに動いたこと。
なんで、電子式シフトレバーに批判が向かないのでしょう?

「加齢のための判断能力の低下」
これにすべての原因のように報道されています。
その結果、ご老人たちは、唯一無比の交通手段を失っています。

先日、知人のご親族が亡くなられました。
80歳を過ぎ・・・
危険だからと運転免許を返納したあと
すぐに体を悪くして病院で息を引き取ったそうです。

知人の話では
車に乗らなくなってから、家から出なくなり
すべてを宅配で補うようになり、引き籠り状態となる。
すぐに気が衰えて、足腰が一気に弱り
半年ほどで、病気になったとの事。

何が正解なのか?
難しいですね。

子供と街中を歩いているとき
ご老人が運転しているハイブリット車に恐怖を感じたことは多々あります。
無音で子供に近づいてくるので・・・
余計に怖い。

車が止まっていると思っても、
無音でもエンジンがかかっていて、突然動き出す。
何の前触れもなくバックしてくるので、本当に冷や汗をかきます。

でも、よくよく考えてみると、それって、高齢者だからじゃないんですよね。
ハイブリット車の「無音」が原因なんです。

超高齢化社会に突入する日本。
もうすぐ、電気自動車や水素自動車の世界となります。
排気音のしない車の世界が来るのです。

個人的に・・・
高齢者の運転する車があふれかえるよりも・・・
音のしない車があふれかえる方が・・・

よっぽど怖い気がするのですが。(^^;)

自動車メーカーは、もっと考えるべきですね。

らくらくスマートホンみたいな
高齢者がより解りやすく確実に、そして簡単に運転できる車を造ればいいじゃない。
トラックのように「バックします」「右に回ります」とか
声が出ても良いと思うのです。
シフトレバーを入れたら「ドライブ」「バック」と室内で声が出るのはどう?

外にいる子供が、エンジンがかかっている事が一目でわかるように
タクシーみたいに屋根に「高齢者運転中」と光るランプを付けたら?

ダメかなぁ~。

高齢者から移動手段を取り上げるのではなく
世界で最も早く超高齢化社会に突入する国なのですから
日本の企業に、大きな転換を求めます。



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