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2016年9月3日土曜日

お盆前

お盆休み前・・・
我が家は、毎年、妻と子供達がいち早く、田舎に帰郷します。

よって、我が家は、私一人。

1年間で唯一、家が静寂に包まれます。

仕事から帰ると・・・
「シーン」としてる。
それだけで、まるで、別世界。
自分の家ではないかのよう。(^^;)

とりあえず、飯を作ります。

基本、一人だと素食になります。

4日間、冷麦。(苦笑)



料理は得意なのですが・・・
仕事から帰って、夜9時から料理・・・、無理ですね。(^^;)

といっても、コンビニ弁当は嫌。

もらいモノの「揖保の糸」がいっぱいあるので
ここぞと茹でまくりました。

誰もいない家で、困ることが一つあります。
我が家は、カメ・メダカ・どじょう・ザリガニを飼っています。
どうする?

妻が溺愛している緑カメの「亀すけ」は、山形に御供。
片道7時間の道のりを、車に乗せて行きました。

わざわざ連れて行く理由は、去年事件があったから。

去年のお盆、妻と子供は一週間前に帰郷。
私、山形に立つ前、家で小さなケースに入っているカメを見て・・・
心配になり、庭の睡蓮鉢にカメを放ったんです。

「たまには、大きい水の中を泳ぐのが良いだろう」
「藻がいっぱい生えてるから、食べ物も大丈夫」
「5日後、帰ってきたら睡蓮鉢からすくい出そう」

5日後・・・
帰宅して、睡蓮鉢を覗き込むと・・・
中に、カメの姿はありません。

「亀すけが居ない!」

妻、半泣きで大騒ぎ。
さがせど、さがせど、どこにもいません。
庭中、隅々まで見ましたが・・・

「猫に食われたか」

そう結論づけた私。
なだめて、なだめて、どうにかその場を収めました。
でも、妻・・・
1時間ごとに、譫言のように「亀すけ~っ」と、ため息をつく日々。

すると、その2日後の朝・・・
私が朝刊を取りに玄関ドアを開けると・・・
なんと、玄関先にカメが!!

亀すけです。

庭の草むらひょこっと顔を出し・・・
「エサくれ!」
と、首を伸ばしてます。(^^;)

奇跡。
これぞ、奇跡です。

妻、狂喜乱舞。
まるで、行方不明の我が子と再会したかのよう。
それからというモノ、もう、我が家では「奇跡の亀」です。


さて、今回は、ザリガニが増えています。

メダカとドジョウは、エサを与えなくても大丈夫。
さて、ザリガニは?
あれ、妻も息子も、ザリガニ、忘れてるぞ!?

このザリガニは、息子が幼稚園で捕ってきたものです。
息子、名前まで付けて毎日のぞいていましたが・・・
1週間で、存在自体をほぼ忘れる始末。(TT)

5日間だれもいなくなると、猛暑で茹って死んじゃいますね。

ということで、逃がすことにしました。

8月9日の朝。
出勤前、おもむろにケースを持ち・・・

早朝、だれもいない夏休みの玉縄幼稚園へ



この辺かな?


バイバイ
元気でな~。


囚われた生き物が、自然に放たれる瞬間って・・・
空気が「ザワッ」としますね。

本能が解放される瞬間というか
小さな動物の歓喜と逃避の意思が
本の少し、周りの空気を震わすのでしょうか?。

「ありがとう」と、言ってるのかな?
「長い間小さいケースに入れやがって!」と怒ってるのかな?
「怖い、逃げろ!」と必死なのかな?

あっという間に見えなくなりました。

とにもかくにも・・・
ザリガニ君
元気でな~。

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