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2016年4月22日金曜日

将来の夢

私が子供のころ・・・

「将来なりたい職業は?」

という問いを、度々、大人たちから受けた記憶があります。

男は基本的に馬鹿だから、今も昔もあまり変わりません。

小学生男子の現代の一位は「サッカー選手」です。
我々のころは、ダントツで「野球選手」でしたねぇ~。

でも、女の子は、昔と今で大きく変わっているようです。
これを見てください。
http://www.kuraray.co.jp/enquete/occupation/2014/girls.html
(株式会社クラレさんのWEBより)

気が付きませんか?

我々の子供のころに、女の子達が夢見た・・・
あれです。

あれが、トップ10のどこにも無いんですよ。

そうです。

「花嫁さん」です。

私の記憶では・・・
教室の女子のほとんどが「将来は花嫁さんになりたい。」と答えていたんです。

ランキングの20位辺りに「主婦」なんてありますが
ちょっと、ニアンスが違うんですよね。

私の記憶が確かならば、小学生で皆、こんなこと言ってました。

「赤ちゃんが欲しい」
「子供がいっぱい欲しい」

今の子供達の価値観からすると、失笑されるのでしょうか?
「豊国主義」なんて、言われるかも。(^^;)

総務省にこんなデータがあります。



我々の子供のころと比較して、
女性の労働人口が、1.5倍にもなっているのです。
(男性の労働人口も同じ比率で増えています。)

昔は、高校生の時分に、「花嫁修業」なんて言葉を聞きました。

今では、死語ですね。

今の女の子は、進学することで頭が一杯。
学校や塾に通い詰めて、勉強・勉強・勉強。

なんで、こんな世の中になってしまったのでしょう。

当時・・・
小学生の子供だった私も42歳になりました。
30年後の未来に生きています。

子供のころの夢は「サッカーのゴールキーパー」だったかな?それが、なぜかリアルエステイトに従事しています。
(それはさておき)

過去と未来を見比べてみて、思うんです。

「当時の教育の方が、間違ってなかったんじゃないか?」


好きな人と結婚して、同性を名乗り、子供を作り、育てる。
当時の女の子が持ち合わせていた価値観。
遅ればせながら、40歳過ぎて、現在進行形で行っています。

2児の親となり、日々、怒って笑って泣いて・・・
そんな日々、悪くないんです。

妻と、365日、子育てに全力投球。
日々、過労でスッタモンダ。
そして、毎日が未知との遭遇です。

それが、なかなか楽しいのです。
物凄く、楽しいのです。

そこには・・・
生き物として確固たる・・・

「生きる価値」
「生きる理由」

を、感じるのです。

私が今に至る30年の間に・・・ 専業主婦が人権侵害のように言われた時代がありました。
「女性は、子育てに忙殺され、社会的に虐げられている。」

そんな主張の下、現代社会が構築されたように思います。

結果、女性へ独り立ちを諭し、就職を求める。
とにかく成人したら働く。
良い収入を得るために、勉強する。塾に通う。

それって、正しい価値観なんですかね?

子供を産んで育てるって、偉大です。
40歳になるまで、色々な事をして来ました。

ですが、こんな凄い事は、今までに経験は出来ませんでした。
それほど、エキサイティングな日々です。

現代の若者たちの多くが
「生きる意味を見いだせない。」
なんて、言っていますが・・・

自分の命を分け与えた「もう一人の自分」が居るのと居ないとでは、日々見る景色も感覚も感性も、異質なんです。

そして、人の為に生きるという強烈な責任感。
それが、人を人とする。

これは、経験しないと解りません。
実際、私も子供が大っ嫌いな人間でしたから。

先日、漫画「東京喰種」でこんなくだりがありました。

失っていくしかない
この世界で
唯一の望みは
「つながる」こと
植えた種が
花を咲かせること
・・・花がまた
種をおとすこと

本当に、そうだと思います。

そこが無くなったら、人間は本当に生きる意味を失うのだと思います。


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