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2014年8月29日金曜日

親は子供にどう接すればよいか??

床屋での出来事。
隣で髪を切っていた70歳のじいさんが、こんなことを語っていました。

俺の親父は戦車乗りで、終戦後に苦労してバスの運転手になった。
当時は怖くてね。
口より先に手が出る。
食事の時なんて、家族皆で親父の顔色をうかがいながら、正座してさ。
食べ方が気に入らないだけで、ちゃぶ台返しだよ。
だから、まともに口を利いたこともないよ。

それを聞いていた床屋のマスター(50歳後半)
「俺らの時代は、親父ってそういうものだったよ。」

星一徹世代ですね。

ちなみに私も、似たような父親の下で育ったのですが・・・
父親ってのは、やはり「怖くあるべき」なのでしょうか??

今、「震え上がるほど怖い父親」って殆ど聞かないです。
イクメンという言葉に代表されるように、なんとも皆、優しい。

私が朝、ごみを捨てに行くと・・・
30~40歳代の家庭は、皆、御主人がゴミを捨てに来ていますが、50歳から上の家庭は、殆ど奥さんがゴミを捨てています。
70歳代のご家庭ですと、御主人の顔は見たことがありません。

今は、男も子育てや家事を手伝うのが当たり前。
でも少し前は、男は働き、育児や家事は女と分担されていました。
その更に前は、男は一家の主、家族は絶対服従だった。

そんな感じでしょうか?
それがゴミ捨てに現れてるのかしら?? 面白いです。

そんな方々と、毎朝のゴミ捨て場であいさつを交わすのですが・・・
私は仕事柄大きな声で「おはようございます」と声を掛けます。
それに対し、30代~40代の男性方は会釈程度。
50代~60代の女性方は、「おはようございます!」としっかり返してくれます。
70代オーバーのおばあちゃんとあいさつすると・・・

「いつも偉いわね~。」
「今日は、暑いわね~。」

と、必ず挨拶の後に会話があります。

同年代のパパは、皆、余裕が無い感じ。(^^;)
(仕事前だからというのも影響しているのでしょうけど。)

話を元に戻します。

私、今、初めて人の親をしています。
4歳の息子と、初体験の日々。
2歳の娘と、初体験の日々。

ですので、実際にどうしたらよいのか、見当がつきません。
日々が、妻と手探りのうちに、あっという間に過ぎていきます。

解らないし、難しい。
そして、ネットではいい加減なレクチャーが溢れかえり・・・
どこをどう見ても、正解が見当たらない。


自分の経験を生かしたくても、自分の子供の頃のたった1つだけで、どうやらそれは特殊も特殊のよう。(^^;)

ただ、子供はかわいくて仕方がない。
だから、どうしても甘やかしてしまいます。

また、自分が子供の頃、おもちゃなんて買ってもらった記憶が無いせいか、息子や娘には、なんでも買ってあげてしまう状態です。(^^;)

自分の靴下に穴が開いていても全く気にならず・・・
履いているパンツのゴムがユルユルでも買おうとは思わず・・・
しかし、息子には・・・

烈車合体「トッキュウオー」だの


烈車合体「ディーゼルオー」だの


列車合体「ビルドダイオ―」だの

欲しいと言ったら、どんどんと買い与えてしまいます。

私、実は今でも一つトラウマがあります。
私が子供の頃、毎年お正月になると、お年玉をもらいに親族の家を行脚していました。集めたお年玉は、母親から「大人になるまで私が貯金しておく。」と言われ、すべて母親に渡していたのですが、小学3年生になってどうしてもガンダムのプラモデルが欲しくて、そのお年玉を母親に渡さず、おもちゃ屋に行って「リックドム」のプラモデルを800円で買って家に帰ったのです。
すると、それを見た母親、大激怒。引っ叩かれて、泣きながら母親とおもちゃ屋へ行き、プラモデルは開封けることなく、おもちゃ屋に返却され・・・800円を返してもらい、そして母親が徴収。
その後凄いオチがあるのですが・・・
その結末は、とても言えません。皆様のご想像に託します。(^^;)

話はまた、戻ります。
この烈車合体シリーズ。
下記のような数個の電車が合体して、上記ロボットになります。

そして、凄いのが・・・

上のロボット3体がさらに合体して・・・

「超超トッキュウダイオー」になるんです。



超超トッキューダイオー」を完成させ・・・
ご満悦の我が子。


そして、そんな子供のおもちゃに触りながら・・・
親の私の子供心もくすぐられる。(汗)
きっと、同年代の世の中のパパさん、皆、同じかと。
あまりものクオリティーの高さに、驚愕するパパ達。
目に浮かびます。
(自分の姿ときっと同じ。)

だから、どうしても・・・
同じ目線になってしまう。
息子と。
親父とではなく、友達のような感覚。
一緒に遊んでしまうのです。
(さすがにおもちゃでは遊びませんが)

そんな風に子供と接していると・・・
家の中に「怖い親父」はどこにもいません。
昔のように「威厳」「厳格」がある空間は、家の中に微塵もないです。

それじゃ、いけないのですかね??

こういう風にしているから、息子が「わからず屋」になっているのでしょうか??

私が子供の頃の記憶をたどっても・・・
父親に遊んでもらった記憶は、一切ありません。
殴られたり、蹴られたりした記憶は鮮明にあるのですが。(TT)

私には、自分の息子を蹴飛ばすなんて、絶対出来ませんが・・・
でも、父親とは、そうあるべきなのでしょうか??

つづく


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